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自転車天国・ヨーロッパに行ってきました

 ゴールデンウィークは、自転車が盛んと専らの評判であるヨーロッパに行ってきた。
 
 仕事で……。
 
 しゅん。
 行き帰りの飛行機で、観光客らしき人々と隣り合わせになったときの切なさといったら!
 とはいえ、折角の機会なので、自転車乗り始めた人間的な目線で、あれこれ眺めてきた。
 
 「うわー、自転車大国だなぁ」というときめきは、行きの飛行機の中から感じられた。
 搭乗したのは、オランダ航空。ヨーロッパの中でも、特に自転車大国として有名だと思う。

 これが飛行機内で使われていたコップである。

IMG_0529.jpg

 ちょっと見にくくて恐縮だが、自転車マークが入っている。
 これはオランダ航空の備品の共通デザインなのだが、王冠マークのロゴの周りに、チューリップ、木靴など、オランダを象徴するもののマークが示されている。
 その「オランダの象徴」の1つとして、こうした自転車マークが含まれているようなのだ。
 飛行機から持って降りられたのがこのコップだけだったのだが、水の入ったペットボトルなんて本当に可愛かった。
 普通に売り出してほしいほど。

 乗り継ぎしたオランダの空港でも、自転車ロゴのグッズがたくさん売っていた。
 乗り継ぎ便への時間がほとんどなくて、じっくりTシャツとかのサイズを確かめて購入できなかったのが無念だ。
 とりあえず、記念にこちらの絵葉書を購入。デスクに飾る予定♪

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 オランダは、いつか絶対プライベートで行ってみたい国の1つになった。
 ここでゆっくり過ごしたら、自転車グッズ(というか、自転車ロゴのお洒落グッズ)に対して、財布の紐がゆるゆるになってしまいそうだけれど。

 実際、仕事をしたのはスイスの某所。
 こちらに来るのは、4回目のことだ。
 
 最初の2回、2014年の前半に来たときは、未来の自分がロードバイクに興味を持つなんて想像もしていなかった。
 不思議なことに、その頃は街中を歩いていても、自転車の存在を認識していなかった。

 前回来たときは、どのロードバイクを買うか、検討中だった。
 サイズの面では完璧にフィットしているとは言い難いけれど、スコットを購入することに決めたのも、この地でのことだった。
 やっぱり、スイスにいるぞ、ということに感慨を覚える面があったのだ。
 そのときは、道行くロードを見て「うわーかっこいい~」と口を開けてしまいそうなくらい憧れの気持ちを抱いていた。
 
 そして今回。
 初心者丸出しながら、日本の道を自転車で走るようになったのるひとの目には、「これは魅力的だ!」と思うものが沢山うつった。
 同じ景色を目に映していても、そのときの関心ごと次第で、見えるものは全然違うんだな、と実感。
 
 まず、自転車用の道が車道にちゃんとある。

 IMG_0536.jpg

 この橋のあたりとか、走ったら本当に気持ちよさそうだった。 

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 走りにくい駅前は、ちょっとした地下道みたいのがある様子。 

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 自転車道が歩道寄りについているときも、ちゃんと歩行者の歩くところと遮断されていたり、両方の進行方向の道がちゃんと設定されているのは、ありがたいことだ。
 
 IMG_0535.jpg
 
 自転車専用の標識まであり。

 IMG_0605.jpg

 路面電車が走る合間を、自転車で進むのはちょっと難しそうだけれど、道を示してもらえればなんとか行けるかも。

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 ロード乗るだけじゃなくて、カフェに行ったり買い物したりしたいな、と思う私としては、スイスの道のあちこちにあった駐輪スペースも羨ましく思われた。
 
 これや、 

 IMG_0531.jpg
 
 これ。

IMG_0532.jpg
  
 何が素晴らしいかというと、ちゃんと自転車を「立て掛けられる」こと。
 駐輪スペースだけ確保されていても、立て掛けるものがないと、スタンドを付けていないロードの場合は駐輪しようがない。
 その点、そんなロードにも配慮した駐輪スペースが、町のあちこちにあるのは、いいなぁと思った。

 こんな感じで、私は終始、「いいなぁ~ 走りやすいんだろうなぁ~」という気持ちだったのだが、ベルギー人の仕事のカウンターパートが、「スイスのサイクリニストたちは命知らずな運転をするね!」と言っていたのが印象的だった。
 彼曰く、ベルギーはオランダと並んで自転車大国とのこと。
 そんなベルギーから見ると、スイスの状況でさえ危険に見えるというのだから、じゃあベルギー(そしてオランダ)の自転車乗りたちはどんな恵まれた環境で走っているんだ!と思わずぽこぽこしてしまいそうだ。

 彼とは自転車の話ですごく盛り上がった。

 ベルギーやオランダでは、ロードレースより、実はシクロバイクのレースの方が人気なのだが、他のヨーロッパでは圧倒的にロードの方が人気なので、選手の生涯年収もロードの選手の方が高いし、自転車の人材がシクロからロードにどんどん流れているという世知辛いお話も。
 実際シクロレースの動画も見せてもらったのだが、「……この命知らずたちは何なの? なんで泥かぶりながら坂道走ってるの? 何で雪の中自転車乗っているの?」と終始こちらは驚き気味。
 「時速50kmくらいでアスファルトに叩き付けられるかもしれないロードと、せいぜい時速30kmくらいで土の上で転ぶシクロだったら、絶対シクロの方が安全だよ!」と彼は言っていたけど、本当かなぁ。
 
 「日本では漫画の影響もあって、若い女性の間でロードバイクが人気になっているんだよ! 私もその中の1人で、去年買ったんだ」というと、欧州人たちの食い付きがすごく良くて面白かった。
 どこのメーカー? なんていう漫画なの? 女の子向け? 男も読めるの? などなど。
 逆に、アメリカ勢はぽかん、という感じだったけれど。
 
 メーカーと言えば、町で自転車に乗っている人々を見ていて、「あ、日本と違うな」と思ったことがほかにもあった。
 
 まず、初心者・のるひとでも分かるような有名メーカーに乗っている人はほとんどいなかったということ。
 お国柄、スコットは何回か見かけたし、キャノンデールも1回くらいみた。
 ジャイアントを見たときは、「おぉ! アジアの同胞よ」 という感じで勝手に親近感が湧いた。
 でも、本当にそれくらい。
 日本ではビアンキ、ルイガノ、トレックといったメーカーを結構街中でも見かけるのだが、スイスのこの町では、見たことも聞いたこともないメーカーのロードバイクが大半を占めていた。
 
 それから、特別な格好で乗っている人もほとんど見なかった。
 ぴちぴちとしたサイクルジャージを着ていた人は、大抵大きいリュックを背負っていて、「チャリで欧州旅してます」というガチ勢の気配がまんまん。
 それ以外の人々は、私服とか、時にはスーツとかで、所謂ドロップハンドルのロードにがんがん乗っていた。

 ロードバイクが生活の足なのか、趣味の範疇なのかに起因するのかもしれないけれど、全然雰囲気が違うのが興味深かった。
 イギリス人の1人は、「車の免許は持っていないんだ。父の教えで、移動は全て自転車だったからさ☆」等と言っており、生活に密着していることをひしひしと感じた。もちろん彼は特殊な例なのだと思うが。

 スイス滞在最終日に見つけた、可愛すぎるカラーリングのスコットちゃんの写真で、旅の記録はおしまい。
 チェーンのお掃除、してあげたくなる……!

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Comments

出張、お疲れ様です。
スイスとはまた遠いですね。

自分も聞きかじりなんですが、ヨーロッパのなかでもベルギーとオランダは自転車が《国技》みたいなもんですから、人気は高いですよ。
J sportrsのサイクルロードレース中継を見ても、春の時期は1日で決着がつくレースが幾つかあるんですけど、沿道には観客がワンサカいます。

もう下り坂にはなりましたが、ベルギーにはボーネン、スイスにはカンチェラーラというヒーローがいて、YouTubeやニコ動に《ロンド・ファン・フラーンデレン (ツール・デ・フランドル)2010》の大会映像の1番いいシーンがありますが、驚きですよ。

それにしてもヨーロッパは自転車レーンや駐輪場の工夫があって、いいですね。
ヨーロッパではガソリン代や車を取得する為の税金が高かったり、オランダは国土の多くが海抜が低く、このまだと水没するって事で、自転車を推進してるようですね。

長文、失礼致しました。

こんにちは♪

出張お疲れ様です♪
流石にヨーロッパは自転車に対する整備が行き届いてますね。
日本の道路は車の事しか考えないで作ったような感じですね、
歩道も狭いし、ましてや自転車の事なんてまったく考えに無いように感じます。
まぁこれは発展して来た文化の違いでしょうかねぇ???

Re: タイトルなし

> イチロー様
 
 ベルギーも、オランダと同じように、自転車が国技のような立ち位置なのですね!
 どうりで、ベルギー人の同僚が嬉々として沢山の動画や写真を見せてくれたわけです(仕事しろって周りは思っていたかも……?笑)。

 彼から聞いて、「なるほど」と思ったことなのですが、

・自転車事故は、自転車人口が増えれば増えるほど増加する
・でもその増加率は逓減していき、最終的には頭打ちとなる
・それ以降は、自転車人口が増えても、自転車事故数は増えない(事故率が低下する)
という法則があるそうです。
 
 理由は定かではないのですが、「自転車人口が増えるほど、自動車を運転する人々、行政側の人々に『なるほどこういうものが存在しているのだな』と認識してもらえて、運転時の対応に相手が慣れてくれたり、交通ルールが整備されたり、自転車の運転手側への教育も行われたりするようになるからじゃないかなぁ」と言っていました。
 そう思うと、日本でも自転車人口って増えている(はずですよね?)ので、これからどんどん走りやすくなるかもしれないですね☆ 自転車側としても、今は、先達の知恵を自力で収集して安全走行に努めているわけですが、自動車運転みたいに決まったルールを教えてもらえるようになったら有難いですし。

 

Re: タイトルなし

>saxwolf様

 こんにちは!
 出張、疲れました~笑。労わりのお言葉ありがとうございます♪

 ただ、ワタクシ
・飛行機で10時間近く爆睡できる
・時差ボケしない
 というのが自慢でして。そういう意味では、周りの人々よりだいぶ元気に過ごしていたと思います。
 
 いつか自転車を持ってヨーロッパに行くぞ!という大きな夢もできました。
 めちゃめちゃきれいに整備されているらしい、オランダやベルギーの道を、スコットくんと駆け抜けてみたいです。

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のるえ

Author:のるえ
2014年11月22日からロードに乗り始め、未だ飽きる気配なし。
相棒は、SCOTT Speedster 20(2015年モデル)のスコットくん。

 

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