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波乱のツール観戦デビュー

 昨日、都内某所のハブにて、ついにツールドフランスを観戦した。
 同行の友は、いつもの師匠ちゃんとらぴちゃん。
 私にとってロードの師である師匠ちゃんは、レースの観戦も大好き。
 それに、「レース観戦? 弱ペダと茄子で予習したきた☆」ののるえと、「昔お兄ちゃんがハマってた頃に横目で見た頃ある。その頃は私、ロード乗ってなかったけど」のらぴちゃんがぴよぴよついていく形。

 放送開始20分ほど前に合流し、まずは師匠ちゃんから懇切丁寧な基礎知識のインプット。
 素敵すぎる手書き資料も用意してくれていたのだが、ブログやっているって内緒にしているから、掲載許可も取れなくて。
 残念だけど、心に残った部分を書き起こしてみる。

1 レースの種類
①日程
 1:ワンデーレース
→特に歴史が長くて伝統的なものを「クラシック」、その中でも特に重要な5つを「モニュメント」と呼ぶ。

 2:ステージレース(2日以上)
→総合争いをするチームと、各ステージでの優勝を狙うチームとがあり(このほか、個人の選手もポイントを競っていたり)
 今年のツールで言うと、チームスカイ、モビスター、アスタナ、ティンコフが総合争い中、我らがキッテルのエティックスクイックステップとか、イアムはステージでの優勝を狙い中。

②カテゴリ
 レベルが高い順に
 WT:ワールドツアー
 HC:オークラス(超級)
 1:1級 
 2:2級

 例)クリテリウム・ドゥ・ドゥーフィネ UCI 2.WT→ステージレースでワールドツアー
   ジャパンカップ UCIアジアツアー 1.HC→ワンデーレースで超級

2 チームの種類
 レベルが高い順に
 ワールドチーム 全部で18 
 プロフェッショナルコンチネンタルチーム 全部で23 
 ↑ここまでが本当の意味でのプロチーム
 ↓ここからはセミプロ
 コンチネンタルチーム
 
 チームの格によって出るべきor出られるレースが異なる

 ワールド:WTに出る義務、HCは出ることが可能、1、2には出られない
 プロコン:WTは招待された場合のみ(自国開催など)、HC、1、2には出られる
 コンチネンタル:WTには出られない、HCには自国のみ出られる、1、2には出られる

 つまり日本にはコンチネンタルチームしかいないので、例えばWTとかを誘致できたとしても、自国チームが参加できないということになってしまうそうだ。
 自転車人気も高まっていることだし、日本でもプロチームができて、ますます盛り上がるといいな、という結論に達したところでツールの放送がスタート。

 12日目のこの日は、魔の山、と師匠ちゃんが教えてくれた山登りの日。
 さらにフランス革命の日でもあるので、フランス人選手たちはステージ優勝の期待が掛かっているらしい。
 
 メイン集団(プロトン)にカメラが向けられている時間が長いのだが、ようやく映った逃げ集団で、即席の応援チーム、イアムの選手を発見。

 IMG_2055.jpg
 
 逃げ集団とメイン集団との時間差が放送開始時点で20分弱と、長めらしい。
 師匠ちゃん曰く、「珍しいけど、逃げが成立するかも…?」との予想。
 何が珍しくて何が当たり前なのか、知識はあってもイメージは持てていない私は「このままイアムがステージ優勝しちゃったりして、スポンサーがついて解散回避とかにならないかしらー♪」と呑気な発言。

 観戦中は、自転車の速さや、景色の綺麗さにも感動。
 自転車やチームジャージを見ているのも楽しいし、時々師匠ちゃんが加えてくれる、「この2人は今は別のチームだけど、もともとはエースとアシスト」とか、「お兄ちゃんが今コーチになってサポートカーに乗っているよー」という一言コメントも人間関係重視の文系オタクにはありがたい。
 
 途中、逃げ集団にいたグライペルがアタック。スプリンターなのに山道でアタックして、やっぱり吸収されちゃって逃げ集団の後ろへ。
 後から聞いたら、同じ集団にいたデヘントというチームメイトのために、他の選手の足を使わせる作戦だったそうだ。
 
 他にも、メイン集団で終盤、スカイやオリカといったチームの面々が激しく走っているシーンでアシストの大切さを知ったり、メカトラブルで後方に行ってしまった選手たちが集団に復帰したり、ボトルの回し飲みやサコッシュでのボトルの運搬といったさりげないシーンにもチームワークが滲んでいることを実感したり、と胸は熱くなるばかり。
 落車のシーンは思わず悲鳴を上げてしまいそうになるくらい怖くて、命を賭けて戦っているんだな、と思った。
 
 逃げ手段が逃げ切って、2人の激しいゴール争いは本当に興奮したし、グライペルのチームメイトがきちんと優勝したのも感動的だった。
 
 だからこそ、フルーム、ポート、デヘントの落車はかなりショッキングだった。
 もともと、観客との距離の近さというか、コースにこんなにはみ出てくるの?という点には驚きもあった。
 応援するためだけじゃなくて、お祭り騒ぎというか目立ちたいだけというか、そういう雰囲気の観客もたくさんいたし。
 それが、こんなに素晴らしい総合優勝争いをしていた選手たちの奮闘を邪魔してしまったなんて。

 フルームが自らの足で走るシーンは、私はぽかん、という感じだったけれど、観戦慣れしている師匠ちゃんたちはかなり悲鳴に近い声を上げながら、どうなる、どうなる、と言っていた。
 お店を出た時にはまだ救済措置も発表されていなかったから、呆然としていた感じ。
 
 初回からすごいものを見たね、と師匠ちゃんには言われ。
 私自身もレースの厳しさというか、運の要素というか、を目の当たりにしてしまった気持ち。
 レースの観戦自体はとにかく楽しくてハマってしまいそうだったけれど、やっぱりあの観客たちの態度には鼻白む思いも正直ある。
 身を削ってプライベートも削って、あの場で戦っている選手たちに対して、ちょっとリスペクトが足りないんじゃないのかな、と思う。
 選手と観客との距離の近さがロードの魅力、と聞いたことがあるけれど、だとすれば一層、近くで戦いを見させてもらっている側のモラルが問われるような気がする、と初心者ながらに思ったのだった。

 ちなみに、ゴールするイアムの選手。

 IMG_2063.jpg

 本日の4位。お疲れ様!
 クライムメインだったので、キッテルが全然映らない中、私の応援はひとえに彼に注がれていた。
 最後まで名前が分からなかったけど。

 IMG_2064.jpg

 ところで、ハブってどういう人が行くところなんだろう?
 この日、スポーツ観戦を熱心にしていたグループは数組で、そうじゃない人たちは、ナンパしたりされたり。女の子どうしのグループは、ナンパ待ちってことなんだろうか。なんかすごい世界を垣間見たな…。私が友達に誘われたら多分断る。

 ちなみに、我が友師匠ちゃんは、伊豆大島でおばあちゃんに話しかけられた時はあんなに愛想がよかったのに、男性からの「自転車好きなの?」みたいな絡みには塩対応、走るフルームを見て「これって自転車レースだったんじゃなかった?ww」という茶化したような発言はスルー。
 その割に、同じように熱心にロードを見ていた女性には能動的に話し掛けていた。
 そういうところ、もちろん大好きですww

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Comments

HUB

私はJリーグ観戦で盛り上がりたい時に使いますが、ツールも放送してるんですね^ ^

確かにそのステージは珍しいシーンでした、今年は早くもフルーム独走ですね!!
マイヨヴェールはサガン確定でしょうー
埼玉クリテにフルームくるみたいですけど、のるえさんはもういないかなぁ?

こんにちは( ´ ▽ ` )ノ桃饅頭です
ツールの影響かチームジャージ着て走ってるローディーさんが多い今日この頃……かく言う自分も今日は全身SKYジャージでしたがww

ツールはスポーツバー的な場所(?)で観たんですねー。
まだ12ステージまで観れてませんが、初めての観戦が退屈なステージではなかったようで何よりですな(フルームとポートの落車とか気になるワードがががが⁉︎)
観客に関しては自分も同感です。
事故や妨害行為もホント多いですからねぇ(ー ー;)
選手のためにももう少し対策してあげて欲しいですね。

Re: HUB

> rukachi様

 Jリーグも見られるんですねぇ。
 ツールも見られますが、全てもハブで、というわけではなさそうですね。友人が候補を挙げてくれました。
 選手の名前もまだまだ全然覚えられていませんが、見るのはとにかく楽しかったです。

 埼玉クリテって10月くらいですよね? 残念ながら見られなさそうですー

Re: タイトルなし

> 桃饅頭様

 こんにちは!
 
 スポーツバー的な場所で見ました。
 スイスのバーでサッカーを見たときは、お客さん全員がそれ目的で集まっていて、全員で応援したりきゃーきゃーしたりする感じだったので、今回もそういう感じなのかなぁと思ったのですが、意外とツールには興味なしってお客さんが多くて驚いてしまったのでした笑

 そ、そして図らずもネタバレしてしまったようで、すみませんでしたー!

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のるえ

Author:のるえ
2014年11月22日からロードに乗り始め、未だ飽きる気配なし。
相棒は、SCOTT Speedster 20(2015年モデル)のスコットくん。

 

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