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旅の記録〜しまなみDNS⁈〜

 GWの5日〜7日に掛けて、しまなみ海道旅に行ってきた。
 旅の仲間は自分含め5人。

自転車班:師匠ちゃん、らぴちゃん、のるひと
 伊豆大島旅に続く3人は、えっちらおっちら自分の自転車を担いで移動、そしてしまなみ走破の予定。

自動車班:ペダルちゃん、みどちゃん
 2人はレンタカーでしまなみを渡る。2泊分の荷物を車に預けられる、最高に贅沢なシチュエーション。
 
 しまなみ経験済みの師匠ちゃんから、「今治よりは尾道の方が楽しいから、ゴールを尾道にして、次の日そこをちょっと観光しよう」と提案があったため、スタート地点は今治に決定。
 70kmの移動にちょっと懸念のあったのるひとは、「島でもう1泊して、3泊4日にする?」という案も出してみたのだけれど、師匠ちゃんの「平気だって!」の一言に後押しされ、今治1泊、尾道1泊、のスケジュールとなった。
 しまなみ走破は6日の予定。
 天気予報を見るとすっきり晴れというわけではなさそう。4日の時点では、午後に少し雨が降るかな?という感じだった。
 師匠ちゃん、のるひと、らぴちゃんの3人で最終意思を確認。6日は頑張って早起きして駆け抜けるか、雨が降っている間に休憩を入れるかで乗り切れるんじゃないか、ということで、輪行を決定した(この時点で、6日が1日雨という天気予報だった場合は自転車を置いて行って、普通に車旅行に切り替えるつもりだった)。

 旅の初日は、ほとんど今治への移動に費やされた。
 東京近郊から輪行する人の参考にもしかしたらなるかもしれないので、移動経路を少し細かめに書いてみる。
 
 まずは新幹線で岡山まで。
 戦いは新幹線の予約の日から始まっていた。つまり、自転車を自分たちの近くに置いておくために、最後尾の席を確保する、ということが肝要なのだ。
 こちらの勝負には、退勤時間が割と早めだった師匠ちゃんが参戦してくれ、見事目当ての席を獲得。
 尤も、最後尾の席の後ろのスペースは「最後尾の席の人専用」というわけではないらしいので、ここに自転車を置けるかどうかは、始発駅から乗らない場合は、ちょっとした賭けになるのかも。
 我々は、無事に置くことができた。

 3人席の後ろの2台、2人席の後ろに1台、すっぽり収納可能。

 IMG_1694.jpg

 行きの新幹線では、時々寝たり、隣の席のみどちゃんと旅の計画を話したり。
 
 岡山で降りて、特急しおかぜに乗り換え。
 乗り換え時間は20分だったので、輪行袋を抱えて動きの遅い自転車組はホームに速やかに移動。
 車組の2人が駅弁を買っておいてくれた。

 しおかぜも最後尾の席を確保していたのだが、こちらの席の後ろは少し狭めなのと、謎の台があるので、頑張っても各座席の後ろに2台しか置けない。

 IMG_1698.jpg

 結局、前後の席を取っていたので回転して向かい合わせにして、そこにらぴちゃん、ペダルちゃん、のるひとの3人が座り、その間に1台分の輪行袋を置くことに。
 我々は足が下ろせなくなるので、らぴちゃんとペダルちゃんはあぐら、体が硬くてあぐらがかけないのるひとは体操座りしたり、輪行袋に足を引っ掛けたり、お姉さん座りしたりして何とか誤魔化した。
 新幹線はほぼ満席だったけれど、しおかぜは席に余裕があったので、席を向かい合わせにしたところにぎゅうぎゅう詰めに座らなくてよかったのが救いだったかも。他のお客さんがいて、席を回転させられなかったら、1台置き場に困ってしまっていたところだった。運がよかった。

 今治駅到着! バリィさんとスコット氏(in 輪行袋)。

 IMG_1702.jpg

 自転車を再組み立てしたところで、のるひとに問題発生。
 なぜか後輪がうまくはまらない。外見上は入っているのだけれど、なんとなくしっくりいっていないというか、師匠ちゃんも「こんな位置だっけ?」と首を傾げる感じ。
 通りがかりのおじさまも少し手伝ってくれたのだけれど、そこまでお詳しい様子でもなくて、皆で首をひねるばかり。
 今治駅にあるジャイアントにスコットくんをゴロゴロと引きずっていく。

 店員のお兄さんがスコットくんを見てくれている間、ハラハラしてちょっと泣きそうだった、のだが。
 ものの数秒で問題は解決。

 クイックレバーについている調整ナットが外れてしまった時、適当に付け直してしまっていたバネの向きが逆だった、ただそれだけのことだったのだ!
 店員さん曰く、輪行を解除した時に初心者がよくやるミスらしい。
「ちょっとした事ですけど、良くある事なので、同じ状況になったらバネを逆にしてみるといいですよー」と教えて頂いて、その場は終了。
 ジャイアントの自転車でもないのに親切にしてくれ、調整費等の請求も一切なし。
 二子玉川店といい、ここといい、ジャイアントのお店で会う店員さんって今まで全員驚くほど感じが良くて親切なのだ。

 今回も有難くて嬉しくて、せめてものお礼にと仲間2人を召喚。
 3人でしまなみグッズを購入(買ったものは別記事でまとめて披露予定!)。
 
 ジャイアントさん、ありがとうございましたー!

 IMG_1707.jpg

 今治駅から、今日のお宿でしまなみの入り口にほど近いサンライズ糸山さんまで、自転車組は自走。
 車組に荷物を預けて、師匠ちゃん、らぴちゃん、のるひとの順で走行開始。
 らぴちゃんとのるひとは、「私たち今治走ってるよ! 四国まで自転車担いできたよ!」と興奮しきり。
 途中、暑くてアイスが食べたくなって、コンビニの誘惑に負けそうになる。

のる「アイス食べたい」
らぴ「アイス食べたい」
師匠「あー、いいね」
のる「コンビニあるね! 誘惑に負けそうになるね!」
師匠「うーん…皆で食べよう!」
 
 皆で食べよう=3人全員で食べれば怖くない、的な意味と解釈してコンビニに止まりかけるのるひととらぴちゃん。
 コンビニを颯爽と通り過ぎていく師匠ちゃんの背中を見て、「皆で食べよう=車組と宿で合流するまで我慢しようって意味か!」とはっとする。
 やはり心の余裕が違うのである、師匠殿。

 最後にちょっと登り坂があったけれど、伊豆大島に比べれば全然大したことないので足付き無しで走破。
 泊まる部屋の近くに3台停める。内側に置いておけるので一安心だ。

 IMG_1709.jpg

 今日のライドはここまで。
 サンライズ糸山で売っていたアイスを購入してから、レンタカーの後部座席に乗り込む。
 ペダルちゃんのイケメン過ぎる運転と、みどちゃんの素敵すぎるナビに全てを託し、後部座席でアイスを貪る我々…。

 みどちゃんたっての希望で、まずは今治タオルのお店へ。

 母上への母の日プレゼントを購入。

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 そこから、鈍川温泉という温泉へ。
 「今治 温泉 日帰り」とのるひとが検索して出てきた温泉で、美人の湯ともあったので、それなりの賑わいを想像していたのだが、行ってみたら驚きの秘境感。
 外灯の少なさと通行人0の様子に若干おののきつつ、こちらの日帰り温泉を利用。

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 川沿いで景色もきれいな、素敵な温泉だった!
 (たぶん日帰り温泉の営業時間を過ぎていたのに)我々を暖かく迎え入れてくれた上、オススメのご飯ところまで教えてもらって、大変助かった。

 ご飯は、これまたのるひとの希望で、今治を代表するB級グルメ、焼豚玉子飯。

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 IMG_1718.jpg

 地方勤務で四国にいた折、松山で食べて以来忘れられなかった味。
 のるひとはラーメンセットにして、「アメ車…」とまた師匠ちゃんたちに引かれた。
 単品で頼んだ師匠ちゃんに引かれるのは納得だけど、揚げ餃子とセットにしてた他の3人は、摂取カロリー的にはいい勝負なんじゃないかな?

 明日に備えて、夜遊びもせずにサンライズ糸山へ帰還。
 
 そこで天気予報を見て。
 翌日が、ほとんど一日中雨の予報になっていることを知る。
 
 色々な案を話し合った。
 途中まで走って、雨脚が強くなったところでDNFとする。その場合、ペダルちゃん達の乗るレンタカーに積める自転車はせいぜい2台まで。あとはタクシーを呼ぶ必要がある(輪行袋を車組に届けてもらって公共交通機関に切り替えるという案もあったけれど、しまなみの途中で乗り込める、尾道までのバスを私たちは見つけられなかった)。
 潔くDNSとして、レンタカーをもう1台借りて、車2台に自転車を分けて詰め込んで、車旅に切り替える。
 レンタカーを2台借りて、行けるところまで自転車で行くという案も出たけれど、それだと車組の2人が単独走行になるか、自転車組で唯一運転が出来るらぴちゃんが一部の走行を諦めるか、ということになる。

 師匠ちゃんは、「雨でも走行できる」とのこと。
 らぴちゃんは雨の中で走ったことはないという。のるひとは小雨で短時間のみ。
 ブレーキに失敗して落車した伊豆大島の記憶もあって、雨に濡れた路面でのスリップも怖かった。
 
 師匠ちゃんもらぴちゃんも、私の決断を待っているようだった。
 旅の言い出しっぺは私だったから。

「DNSにしよう。レンタカーでしまなみを楽しもう」

 そう言った。それが1番安全で、1番誰か1人が損しない案であることは明白だった。

 でも、言った途端に涙が出てきた。
 しまなみは、私がスコットくんを買った時からの夢で、目標だった。
 秋から2年、日本を離れる私にとって、これが皆でしまなみに来られる最後のチャンスかもしれない。
 私たちはそれぞれ違う業種で働いている社会人で、夏休みを合わせて取れる保証なんてない。
 2年後誰かが結婚していたら、皆でGW旅行なんてできない。
 
 趣味でしかないことで、天気という自分ではどうしようもないことで、諦める。
 それだけでいい年齢で涙が出てくるのが恥ずかしくて仕方がなかった。
 顔を隠して、ごまかすみたいに「やだーいいとししてこんなことで泣けて超恥ずかしい!」と笑った私に、みどちゃんが、「この面子でいる時にカッコつける必要ないよ」と声を掛けてくれた。
 
 それで、少し吹っ切れたような気がする。
 一旦悲しいという子供みたいな感情をあらわにしたからか、落ち着くことができた。
 目覚ましを当初の予定より1時間遅い7時にセット。
 寝つきの良いらぴちゃん以外は、割と遅くまでおしゃべりしていた。
 明日自転車に乗るわけじゃないなら、夜更かししたっていいと思った。
 皆が静かになってからも、なかなか寝付けなかった。悲しいとか悔しいっていう感情と、2年もこんなに素敵な友達と離れて大丈夫かなという全然関係のない不安と、そのための準備が滞っていることへの不安と、色々なものがぐちゃぐちゃになっていた。

 翌朝は7時に起床。天気はまだ曇り。
 師匠ちゃんは、「どうする? 走れるところまで走ってみる?」と言う。雨の中の走行に自信の持てる師匠ちゃんは、これくらいなら行けるって判断したのだと思う。
 らぴちゃんが、「自分が2台目の車を運転するから、師匠ちゃんとのるだけでも自転車で行けるところまで行きなよ。雨がひどくなったら、回収するから。のるにはしまなみを走ってほしい」とまで言ってくれた。
 でも、らぴちゃんが単独で車を運転している中、自転車で走る気分にはどうしてもなれない。
 レンタカー借りて、皆で車で尾道に行こう、と言った。

 当日に予約が出来たのは、小型の車のみ。
 まずは既に借りている車に自転車が2台積めるか実験してみよう、無理だったら別のレンタカー屋さんに電話してみなきゃ、ということで自転車組は自転車を引いて外へ。
 一瞬2人になったので、師匠ちゃんには、「走りたかったよねー。ごめん! でもやっぱりらぴが1人で車運転するのもな、と思っちゃって」と声を掛けた。師匠ちゃんは、「せっかく苦労して輪行したから残念ではあるけど、仕方がないよね」と言ってくれた。
 その時、出走していく自転車を何台か見かけた。
 3人で自転車をばらしている時、師匠ちゃんが言った。
「さっき、スタッフのおじさんが、夕方くらいまでなら天気が持つんじゃないかって言ってたよ」
 私とらぴちゃんは沈黙。
 
 夕方くらいまでこの曇天が続くなら、雨の中走る時間と距離が少しで済むなら、いけそうな気がした。
 車に乗って、延々と曇り空を見ていたら、気分が落ち込むという予感もあった。
 何度も運転を申し出てくれていたらぴちゃんが、自転車で行くと言うなら、皆で行こう。そう思った。

 行ってみようか、と言い出したのがらぴちゃんだったか私だったか、何故だか思い出せない。
 とにかくどちらかがそう言って、どちらかが賛同した。

師匠「よし! のるの車輪、さっさと付けてあげる!」
のる「荷物取りに行こう! 早く出発しよう」

 部屋に戻って、ペダルちゃんに「やっぱり行ってくる! レンタカーの予約、キャンセルしてもらっていい⁈」と言うと、ペダルちゃんもみどちゃんもびっくりしつつ、でも頑張れと言って送り出してくれた。

 そして8:40。
 サンライズ糸山を出発。
 
 本来なら6時起床、7時出発の予定だった。
 7時に起きても、早く出発すると決断できていれば、8時に出発できていたはず。
 そう考えると、もだもだし過ぎてすっかり遅れてしまったけれど、3人でDNSとか、3人のうち誰かがDNSとか、そういうことにならなかったことはとても嬉しい。

 次はしまなみ本番編。 

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Comments

しまなみぃ

GW全部仕事の私とは真逆な充実っぷり^ ^

私の分まで旅行してきてくれてありがとうー!!
ってしまなみいってきたんですね!、よく自転車の番組で見るので素敵だなぁって感じの印象です

続きたのしみにしてまーす

こんばんは。乗る人さん。

秋から2年間日本から離れるんですか!
乗る人さんが度々ブログに書いていた《決断》も大掛かりなものなんですね。(→という事は、それほど人生にプラスな事。頑張って下さい。)
楽しみにしていたこのブログもカウントダウンなんでしょうか。

しまなみ海道はサイクリストの聖地と言われますし、友人との記念、自分の想いもこもっていたら、《天候》という自分達では如何ともし難い事で、友人とのしまなみ海道走行を諦めるのも・・・。

と思ったら、急展開!
続きが気になります。

しまなみを諦める時ののるひとさんの涙。その気持ちを思うと、私までうるっときました。
友達想いの優しいお友達に囲まれて、素敵ですね。
私も以前、海外で暮らしてましたが、2年なんてあっという間ですよ!

記事の続き、楽しみにしてます!

こんにちは( ´ ▽ ` )ノ桃饅頭です。
おおぅ、秋から2年海外ですか!
「重大な決断」からの流れで目標だったしまなみ海道……なんとなく予感はしてましたが衝撃でした。
自転車関係の知り合いが皆無のウチら夫婦にとっては残念な気持ちも正直ありますが、やはり人生の岐路ですからね。
いっぱい悩んで大きな決断をされたんだなぁと想いを馳せつつ、のるひとさんの未来を応援します!
こりゃ近々に多摩川CRに出撃しなくてはいけませんねー(p`・ω・´q)

うんうん…(;_;)
泣いちゃったよ私も(。>д<)
青春じゃないかぁ~♪
のるひとさんの 気持ちも、お友達の気持ちも、みんな「相手を思いやる気持ち」
でも、自分の気持ちも大事!!
ここを無視すると、小さな後悔が後々 友情にも陰りが…。
海外にいくなら尚更!!
だから、凄くよい選択ができて良かったです♪ しまなみ海道!ローディーの憧れですね(*≧∀≦*)
続き、楽しみにしてます♪

Re: しまなみぃ

> rukachi様

 GW全部お仕事だったんですか⁈ お疲れ様です。
 平日の空いている時にお休みが取れたら、自転車満喫できますねー!
 
 続きも宜しくお願いします♪

Re: タイトルなし

> イチロー様

 海外に行くこと自体は結構前に決めていて、去年はその準備に追われていました。
 色々と結果が出たので、行き先にうんうんと悩んでいたのでしたー。贅沢ですね!笑

 DNSをかなり覚悟したので、自分にとっても急展開でした!
 悔いが残らなくて、本当に良かったです。

Re: タイトルなし

> きづき様
 
 そうなんです、皆友達想いのいい子たちで。
 全員彼氏ナシなんて、見る目のない男性の多いこと!笑

 海外で過ごしていらしたことがおありなんですね。
 私は初体験なのでドキドキですが、素敵な2年間になると良いなぁと思っています。

 

Re: タイトルなし

> 桃饅頭様

 人生の転換点ですし、帰ってくる頃には30歳の大台ですし(←数えで!ですけど笑)、夢の1つを叶えたいと思ってのしまなみ旅行でした。

 ぜひぜひ桃饅頭様と奥様と色々お話ししてみたいです〜。チチカフェにお越しの際など、お邪魔虫がいても大丈夫な折があったらお声掛け下さいませ♪

Re: タイトルなし

> モカサバ様

 そうなんですよ、今更の青春感でして笑。
 らぴちゃん、みどちゃんと私は運動部で共に汗を流した仲でもあるので、ついつい昔がフラッシュバックしちゃうのでした。
 
 やっぱり走ろうって決めるまでとても時間が掛かってしまって、タイムロスも大きかったですが、結果オーライだと思ってます。
 しまなみは多くのローディさんたちに愛されているのが納得の素敵なところでした〜♪

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のるえ

Author:のるえ
2014年11月22日からロードに乗り始め、未だ飽きる気配なし。
相棒は、SCOTT Speedster 20(2015年モデル)のスコットくん。

 

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