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旅の記録~伊豆大島一周 中編~

 大島公園を出てから、次の目標は見晴らし台に設定。
 上り坂をはあはあ言いながら登って、待っていてくれる師匠ちゃん、らぴちゃんと合流して、のるひとにとってはちょっとだけの休憩を挟んで、また漕ぎ出す。
 そんな調子だったので、苦手意識があったはずのダウンヒルが嬉しくて仕方がなかった。
 不思議だったのは、上りだけじゃなくて、下りでも、のるひとと、前を行く2人との間の距離が開いてしまうこと。

のる 「ま、まさか曲がるときにもブレーキ掛けてないとか……?!」
師匠 「掛けてる、掛けてるwww 下りと平坦が来たら、ギアを重くするといいよー」

 これまで、上りでギアを軽くするという意識はあっても、逆は考えてもみなかったので、これは目から鱗。
 ギアを重くしてみても2人との距離は開いたので、速度への効果がどれくらいあったのかは分からないけれど、普段、宝の持ち腐れみたいにあんまりギアを換えないので、勉強になった(でも、ここでの勉強が、のちの落車への伏線の1つ)。
 
 2人の姿が見えなくなってからのダウンヒル。
 車もほかの自転車も、もちろん歩行者もいない中で、自分でも未知の領域のスピードを出してみた。
 怖いのだけれど、ジェットコースター的な快感のある怖さで、ダウンヒルが好きな人の気持ちがちょっとだけ分かった。
 でも、ダウンヒル中にペダルを漕いだりしていた新開さんの気持ちは全然分からなかった。あれにぎょっとしてた今泉って、エリートエリートって揶揄されるわりに、感覚はわりとまともな子だよなぁ。
 
 人が集まっていたので、見晴らし台かな、と思って立ち寄った場所。
  
 IMG_1362.jpg

 筆島、という島が見える。
 景色はいいし、見晴らし台じゃないかと思い込んだ我々は、それぞれこんな写真も撮影。

 IMG_1367.jpg

 自転車を持ち上げての記念撮影、夢だった。
 撮っている間は、「早く撮って! 思い! 早くして……!」、「いいねぇ、もうちょい手、伸ばしてみよっかぁ」というどSカメラマン(師匠ちゃん)との攻防あり。
 どうにも重さに耐えきれない感じが滲み出ている写真だけど、大満足。
 耐えきれなくて腕が曲がっちゃった写真は、かっこ悪いので非公開。

 そこで、楽しそうだねぇ、とおばあちゃんに話し掛けられた。
 そのおばあちゃんによって、見晴らし台はとうの昔に通り過ぎてしまっていたことを教えられる。
 そりゃそうだ! とのるひとたちは爆笑。あんなに上ったあと、あんなに下ったもんね! 見晴らし台って、普通上の方にあるよね!
 
 そこから、そのおばあちゃんと少しおしゃべり。
 とても良い方なのだけれど、お話が長くて、汗が冷えて少し寒くなってきたのと、師匠ちゃんが掲げた「日の入りまでに旅館入り」という目標達成において一番足を引っ張りそうなのとで、私は少し焦ってきてしまう。
 ようやくおばあちゃんが車を発進させてくれ、出発できた(ここでの焦りも落車への伏線の1つ)。

 次は波浮港付近にあるらしい、コロッケ屋さんが目標。
 これまでの山道に比べ、少し車や人が出て来た道を進む。師匠ちゃん、らぴちゃんのペースも少し抑え気味で、トレインとまではいかないけれど、2人の姿が視界に入る状況でのライドになった。
 
 ちょっと一休みしていたところで、先ほどのおばあちゃんと、なんと再び合流。
 本当にちょっとの休みのつもりだったのだけれど、またお話が長めだったうえ、一緒にいたおばあちゃんとの写真を撮ってほしい、とのこと。
 カメラを押してくれという意味かと思ったら、師匠ちゃん持参のデジカメで撮影のうえ、住所を教えるから送ってほしいそうで。
 
 一番走るのが遅いために、早く出発したいのるひとは、師匠ちゃんが写真を撮って差し上げている間、いじけ気味に自分のスコットくんを撮影。

 IMG_1377.jpg
 
 コロッケ屋さんに行くんですー、と行ったところ、案内して車で先導してあげるよ!とのお申し出。
 とても有難い、有難いのだけれど……

 コロッケ屋さんで、また長話になっちゃったらどうしよう。
 もしかして、最後まで先導ってことになったら、ちゃんと予定通りゴールできるのかなぁ。
 折角の友達との旅行、ちょっとした会話を地元の方と楽しむのは大歓迎だけれど、ずっと一緒で、友達に言うみたいな我儘が言えないのは、少し気づまりかも(のるひとは、愛想の良い人見知りなので、知らない方とお話するのは大好きだけれど、人に気付かれないところですごく緊張しちゃうのだ)。
 でも、師匠ちゃんとらぴちゃんは大歓迎って感じだし、こういうふうに思っちゃう自分の心が狭いんだろうなぁ。

 と、気もそぞろだったところで急坂に差し掛かってしまい。
 あっ、ヤバいかも、と思ったとき、ギアをいつもより重めにしていたことを思い出してますます焦ってしまい。
 2つ前の記事に書いたような、落車に至ったわけなのである。
 
 完全に自業自得の落車だった。

 集中力が途切れていたこと。そもそも、運転のスキルが同行の2人と比べて低いので、心に余裕が持てていなかったこと。
 それから、沢山コメントを寄せて頂いて気付いたけれど、「下ハンでブレーキを掛けた方が掛かりやすい」ということも理解していなくて、練習不足だったこと。
  
 繰り返しになってしまうけれど、車が通りかかっていたら……? 歩行者がいたら……? 友達とぶつかっちゃったら……?と思うと、今より悪い結果ばかりが想像される。
 そういう意味で、自分の怪我だけで、大きな気付きを得られたのは、不幸中の幸いだったと思う。
 まあ、この年で膝に大きな擦過傷があるのは、すごく恥ずかしいんだけども……!

 落車のショックから立ち直り、ゆっくり走り始めたところで、先ほどのおばあちゃんが、「なかなか来ないから心配した!」と戻ってきてくれた。
 師匠ちゃんは、「ちょっとトラブルがありまして」と流してくれた。のるひとのちっぽけなプライドを守ってくれたのかな。

 そして、波浮港のコロッケ屋さんに到着。
 簡単には見つからなそうなところにあって、地元のおばあちゃんに教えてもらえたのは、とても有難いことだった。
 
 IMG_1378.jpg

 それまで、港で音楽を流す装置を披露してくれたり、色々話し掛けたりしてくれていたおばあちゃんが、ここに到着した瞬間、「じゃあ楽しんでね!」と立ち去って行かれた。
 まだ気持ちの立て直しが完璧じゃなかったのと、お腹が空いていて早くコロッケが食べたかったこともあって、3人中1人が不愛想で本当に申し訳なかった。
 あんなに親切にしてもらったのに、「あっ、ここで解散なんだ」と思わず喜んでしまった自分がさらに申し訳なかった。
 
 そして揚げたてのコロッケ。
 
 IMG_1379.jpg
 
 玉ねぎが効いてて甘くて美味しくて、さらにメンチカツも3人とも追加。
 現金なもので、お腹が満たされたらさっきのしょんもりモードも引っ込んでくれた。

師匠 「のるには申し訳ないんだけど、街灯の感じから見ると、やっぱり日の入りまでにはゴールする必要があって、ここからちょっとペース上げた方がいいかも」
のる 「……うぅ。がんばる」
師匠 「無理かもって思ったら早めに言ってね。元町港に帰れるバスの時間を調べよう」
 
 師匠ちゃんの指示で、念のため輪行グッズは持っていた我々。 
 でも、それはお守り代わりだったはず。
 
 行くぜ、相棒。

 IMG_1380.jpg

 次でゴールの予定です。

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Comments

こんにちは( ´ ▽ ` )ノ桃饅頭です。
自分も勝手に落車しては不機嫌になって嫁を困らせているので、なんとなく気持ちわかりますw
落車に至る伏線というのも、あとから振り返ってみると色々と出てくるものなんですよねぇ。

まぁ、落車なんてしないに越したことはないですが、今後同じミスを繰り返さないように良い経験として処理できると良いですね(*^^*)

…とりあえず落車してササクレ立った気持ちは、美味しいものを食べて解消するというのも重要かもしれませんねww

こんにちは、乗る人さん。
落車の原因に《普段と違うダウンヒル》の走り方や《時間までに宿に到着するか》という心理的な影響もあったんですね。

ケガはしちゃいましたが、他人を巻き込まなかったし、車との衝突事故にもならなかったですから、その点は良かったですね。
でも、その後乗る人さんのお身体は大丈夫ですか?

話しは変わって、自転車乗りのお決まりのポーズなんですかね?自転車を持ち上げるのは(笑)達成感に満ちてますよ。(乗る人さんの姿、初登場⁉︎)

知人でロードバイクを買ったのがいるんで、自分もツーリング時にいつかはやってみたいポーズですね。(流石に1人で走ってる時は出来ないんでf^_^;))

後編の記事を待ってますよ。

乗る人さんこんばんは。
私もすごいわかります。リズムは人それぞれですが私はどうしても
さくさく次に行きたくなるのでいらいらしちゃうんですよね。

バイク持ち上げた写真。いいですね。
スコットくん男前ですなぁ。そのうち遭遇して見せっこしましょう。

Re: タイトルなし

> 桃饅頭様

 やっぱり落車すると、すぐにご機嫌には戻れないですよね笑。
 でも、桃饅頭様の奥様なら、さらりと大人の対応をして下さりそうな気がしますー。
 
 私の場合、気分が落ち込んだらやっぱり美味しいものを食べるに限ります♪

Re: タイトルなし

> イチロー様

 こんばんは!
 そうですね、落車は残念ですが、結果はまだマシな方だったと思います。
 傷もだいぶふさがってきていて、触らなければ痛みもないです。
 でも、膝なので、不意にぶつけちゃったりするんですよねぇ。そういう時は悶絶してます笑

 自転車持ち上げるの、定番みたいですよね。
 色々な方のブログで見ていて、私もやってみたいなーと思っていたのですが、やっと実現できました!
 後ろ姿初登場ですねぇ。ちんちくりんですねぇ笑。

Re: タイトルなし

> 奈良の大粒様

 こんばんは!
 そうなんですよねぇ。本当は旅先での会話なので楽しみたいですし、普通の旅行だったり、少しの時間だったりしたらすごく楽しいのですが、初の自転車旅で、話し込まれてしまったので、焦りが出てしまいました。
 自分の運転が一緒に行った友人たちと比べて下手&遅いのが、最大の原因なんですけどね。

 バイク持ち上げた写真、お褒め頂き光栄です! スコットくん、男前でしょう?笑
 いつか遭遇できることを夢見ております❤︎

美味しそう

コロッケ屋さんとかありがたいですね^ ^。人口比率などを考えると、絶対採算合わないだろうに営業してくれてるんですもんね。小学校の頃駄菓子屋さんって利益ないよなぁっと幼いながらに思ってたりしたけど。

大島ライドで落車したおかげで、今後の危険回避になると思うので、プラスに考えて欲しいなと思います^ ^、自分も納車して直ぐ事故って、お陰で安全に自転車乗れてます

Re: 美味しそう

> rukachi様
 
 コロッケ美味しかったですよー。
 疲れていたところでもあったので、油が体に沁みました笑。

 そうですね! 
 今回の反省を生かしていきたいと思いまーす。
 でも、もうちょっと膝が本調子になるまで、自転車は自重しようかとも思ってます涙

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のるえ

Author:のるえ
2014年11月22日からロードに乗り始め、未だ飽きる気配なし。
相棒は、SCOTT Speedster 20(2015年モデル)のスコットくん。

 

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