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アメリカにおける自転車初心者とは…?

 先週土曜日、11月12日。
 友人と2人で、大学の有志主催のサイクリングイベントに参加してきた。
 一緒に参加した子はこちらに来てから、もはや親友と言っても過言ではないくらい一緒に過ごしている子で、当ブログに今後も登場する可能性もなくはないので、名前も決めておこう。
 韓国人なので、ちぇじうちゃん(のるえの韓国ドラマ知識は冬のソナタで止まっています)。

 日本ではもっぱららぴちゃん・師匠ちゃんと乗るか、ソロポタだったので、グループライドは日米通して初体験。
 とはいえ、参加者募集のメールには、「初心者から自転車好きまで、どんなレベルの人でも歓迎! 私たちがしっかりサポートするよ!」というあたたかな誘い文句がつづられていたし、ちぇじうちゃんは本当に自転車初心者(どれくらいかと言うと、ギアの使い方が分かっておらず、平坦だろうが結構急な上り坂だろうが同じギアで乗り続けていたくらいの初心者。ギアについて教えてあげたら、すごく感謝された!)なので、のんきに構えていた。
 一応「ロードで参加」と届け出ていたけれど、ちぇじうちゃんもクロスで参加だし、一人で気合い入れすぎてても恥ずかしいからなー、と直前までごうすけにするかスコットくんにするか迷っていたくらい。
 さらに、課題の忙しさにかまけて、ほとんどルートも確認しないまま、当日を迎えたのだった。

 が、これがとんでもない落とし穴だったのである。
 
 当日、9:15に集合。

 IMG_0425_201611181522446be.jpg
 
 先導役の人が4人ほど、一般参加者が20人弱、の大所帯。
 「イベント中に怪我しても訴えません」みたいなお決まりの紙にサインをしたり、皆でタイヤに空気を入れたりしているうちに時間が経って、結局出発したのは30分後くらいだった。
 ちなみに、私も空気入れが必要だった人の1人。
 スコットくんに乗ったのは約2週間ぶり。日本にいた頃みたいに、ほぼ毎週乗っていた時だったら空気を入れるのを忘れることなんてなかったはずなのに、すっかり勘が鈍っている。
 クロスやシティバイクで参加している人も何人かいる中で、ロード乗りの私が空気入れを怠っていたなんてちょっと恥ずかしいぞ、と反省。

 長い列を作っていざ出発。
 私とちぇじうちゃんは後ろの方へ。
 前にはインド人らしきご夫婦? カップル?が。

 キャンパスを出て、木陰の中の自転車道を抜け、車道をひた走る。
 道路は広いし、右側にばっちり自転車道もあるし、歩行者はほとんどいないしで、走りにくさは全く感じなかった。
 長い列になっているから、曲がるときには車を待たせてしまう場面もあったのだが、こちらの運転手さんたちは自転車慣れしているので、そのまま待ってくれる。
 もちろん、先導役の人がいるおかげで、自転車側が交通ルールをきちんと守れているのも大きいとは思う。
 右折専用の道路があるときなど、どのタイミングで中央に行っていいのかな、このままだと直進したいのに右折しちゃうよーとまごついてしまうことがあるのだが、走り慣れた人の後に続くことで、なんとなく経験値を積めた気がする。

 車道に出てから辛かったのは日差し。遮るものが全くないのである。
 朝は寒かったのでジャージにしたけれど、日除けのボレロにすればよかった。
 さらに、こちらではペットボトルのお茶などが買いにくいので、リュックに水筒を詰めてきたのだけれど、これも反省点。
 大人数のグループライドだと自分の好きなタイミングで止まれないので、なかなか水分補給ができないのである。
 いよいよ専用のボトルを購入しようかしら、と思った。
 さらにさらに、車に轢かれている動物が何匹かいたのも辛かった。
 こちらでは、リスが鳩や野良猫より沢山いるので、多分ほとんどリスだったと思う(潰れていたし、あまり見ないようにしたので分からないけれど)。
 さらにさらにさらに、リュックに背負ったU字ロックがずっしり重い。
 スコットくん専用のU字ロックをまだ手に入れてなかったため、自転車本体に取り付けられなかったのだが、これは意外と肩にくる。こちらの購入も検討しなければ。

 ちぇじうちゃんは体力があるのか、話しかけて来てくれるのだけれど、私の英語力と体力では、周囲に気を配って走りながら、英語のスピーキングとリスニングを同時にするのは難易度が高い。
 前を行くカップルさんがのんびり走行のため、前方とどんどん差が開いて、少し不安になり始めた時でもあったので、後ろからやってきたアメリカ人の参加者さんの、「抜かそうぜ」に反応することに。
 ギアをちょっと重くして、道幅が広いタイミングで前の2人を抜く。すぐ後ろに続いたのはアメリカ人。
 しばらく走って、赤信号で止まったところで振り返ると、ちぇじうちゃんもしっかり前にいたカップルさんを抜いて登場してくれた。

 そこからは、前を走る参加者さんと距離が離れないようにすることを意識しつつ、いつもよりハイペースで進む。
 ちぇじうちゃんと、「速くない…?」「ていうか長くない…?」と信号で止まるたびに囁き合いつつ、なんとかついていく。
 この時点で我々は、「アメリカ(の西海岸の、自転車天国みたいなこの場所)におけるbeginner」と、「我々の母国のbeginner」には定義上大きな違いがあるのではないか、ということに気付いたのだった。
 伊豆大島としまなみに行き、ほぼ毎週自転車に乗っていた私は、さすがに日本では「自転車初心者でーす!」とは言えないけれど、ここではひよっこもいいところである。

 ようやくグループ全体が集合。

 IMG_0431.jpg

 この時点で、1時間以上走っている。
 ちぇじうちゃんと私が、「もう到着かな…」「あれ、でもランチ付きだったよね…? お店見えなくない?」と囁きあっていると、先ほどのアメリカ人が、「ここがスタート地点だよ」とニヤリ。
 
 ここは、長い自転車専用コースの入り口だったのである。

 3分程度の休憩を挟んで再び出発。
 コースは林の中、荒野みたいな場所の真ん中、湿地帯、海沿い、と景色が変化に富んでいて、走っていて本当に気持ちがいい。
 特に荒野みたいなところを、遠目に荒々しい山嶺を見ながら走っている時には、「あ、私、こんなところまで来たんだ。こんなところまで自転車で来たんだー!」という実感が込み上げてきて、とにかく気持ちが良かった。
 特にこのコースに入ってからは、皆それぞれ自分のペースで走り始めて、私も話好きなアメリカ人を撒いて1人でここを走っていたので、感慨もひとしおだった。

 30分走ってこの景色。

 IMG_0432.jpg

 この間も写真が撮りたかったのだが、なかなか止まるタイミングがなかったのである。
 止まって写真を撮ろうかな、と思っていると、最後尾に追いつかれて、大丈夫? 何かあった?と声を掛けられてしまうのだ。
 
 さらに10分ほど走って、波止場みたいなところでプチ休憩。
 ちぇじうちゃんと「ここがゴールかな!」「なんか食べ物売ってる!」「お昼だー!」とはしゃぐ(←まだゴールではありません)。

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 私にとって、自然満載、しかも日本の風景とは違う自然満載の、ちょっと異世界の体験だった自転車コースを終え、見覚えのある住宅地を抜け、30分ほどでようやくゴール。

 お疲れ様、スコットくん。
 こうして他の自転車と並ぶと、おもちゃみたいな配色の君の可愛さがよくわかるよ!

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 ザ・アメリカンなお店で皆でサンドウィッチなどを購入。
 カフェでもないし、レストランでもない、なんとも形容しがたいお店だったが、サンドウィッチの味は最高!
 私はチキンBBQサンド、という字面だけでもいかつい一品を選んだのだが、運動後の空腹もあって、あっという間に完食。お腹が空きすぎていて、写真を撮るのも忘れてしまったほど。

 あとはキャンパスまで帰るばかりだが、食べるのがゆっくりなちぇじうちゃんと、アイスに心惹かれるのるえはここで離脱。
 
 頑張ったご褒美アイスは、ストロベリーチーズケーキとキャラメルのダブル。
 ちぇじうちゃんと半分こ。
 お供にはダイエットコークで、味覚の欧米化がとどまるところを知らないのるえ。

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 なんだかんだで、ここで1時間以上のんびりしてしまい、帰宅したのは3時近く。
 「初心者」のレベルの違いに愕然としつつ、コースを気にしなくていい反面、自分のペースで走れないグループライドの難しさを噛み締めつつ、それでも楽しくライドは終了。
 
 鍵をスコットくんにレンタルしたため、室内待機だったごうすけも含めて締めの1枚。

 IMG_0450.jpg

 ちなみに、後からルートを確かめてみたところ、この日の走行距離は21.7マイル、つまり約35km。
 三浦半島ライドの時と同じくらいの距離……
 
 この後、それぞれシャワーを浴びた後、ちぇじうちゃんと再合流。
 月曜日締め切りの課題に(半分諦めかけながら)取り組んだのだった。
 私はそれから直帰して、ちょっと疲れのあまり呆然としたり、課題の続きをのんびり進めたりしていたのだけれど、ちぇじうちゃんの方は(私はパスした)飲み会に律儀に参加! 体力底無しかーい!

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プロフィール

 

のるえ

Author:のるえ
2014年11月22日からロードに乗り始め、未だ飽きる気配なし。
相棒は、SCOTT Speedster 20(2015年モデル)のスコットくん。

 

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