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相棒よ、復活の烽火を上げよ

 自己嫌悪の波に呑まれてロードバイクから遠ざかっていた数日を経て、帰ってまいりました。
 「急性腸炎になった」「テストだった」など、明確な理由がない中で、これだけスコットくんに乗らなかったのは、納車以来初だった。
 でも、やっぱり乗りたい。スコットくんと遊びたい。
 そう思えたので、ロード復活することにした。
 
 スコットくんよ、ちゃんと拭き掃除さえしないまま放置していてごめん。
 復活の烽火といっても、スコットくんはいつも万全の体勢だったわけで、こちらが勝手にへこんで勝手に復活しただけなのである。
 リアル彼氏だったら、「めんどくせー」とキレられているところである。 
 でも、今日はいつもちょっと手間取る空気入れもすごくスムーズ。
 外すとき手を強打する可能性の高いスタンド(血豆できたりする)もすんなり外れる。
 ちゃんと走れるかな、楽しく走って、無事に帰って来られるかな、とどぎまぎしているこちらの気持ちが軽くなる、嬉しい偶然が重なった。

 なぜ、やっぱりロードバイクで遊びたいと思ったのか。
 気持ちの浮上を後押ししてくれたものは、主に3つある。

①前の記事への皆様からのコメント
 ちょっとした出来事にぺしょんとへこんで、あとから読み返すと、なんだか構ってチャンみたいで恥ずかしい記事をアップしてしまった。
 でも、ご自身の体験を踏まえたもの、「ひかれた方がまし」などと口走ったのるひとを叱ってくれたもの、励ましてくれたもの等、優しいコメントを沢山付けて頂いた。
 一件、一件、有難く拝見した。
 あれらのコメントに匹敵できるお返事ができると思われないので、それぞれに返信するのは恐縮ながら割愛させて頂くが、全部とても大切なコメントです。本当にありがとうございました。

②安曇野での偶然
 先週末は、ロードとは全く関係ないところで、安曇野を訪れていたのである。
 やたらとロードバイクを見るなぁと思っていたのだが、案の定、大きなイベントと重なっていたようだ。
 高原の爽やかな環境の中、イベント後なのか、仲間どうしで、あるいは1人で、自由に走りまわるロード乗りの皆様を沢山見かけた。
 楽しそうだな、羨ましいな、自分もやりたいな、と素直に思えた。
 
 あと、一緒に旅をしていた友たちに、「私、ああいう自転車乗ってるの」と言ってみたところ。
 「お前もああいう服着てるの?」「やっぱり高かったんだろ?」等と、「初心者あるある」な質問をされた以外は、さほど盛り上がらず、あっさり流されたことも、なんとなく気持ちを軽くしてくれた。
 自分がロードバイク乗っているとか、弱虫ペダル読んでいるとか、そういう事情がなければ、ひとの趣味なんてそんなに興味ないよね、自分が周りを気にしているほど周りは自分を気にしていないよね(by シーマン)という気持ちになったら、あれこれ思い悩んでいるのがアホらしく思えたのである。

③自転車関連の本
 「大東京ぐるぐる自転車」(著者:伊藤礼)という本である。
 これは、「ロード買うぞ!」と決めて以来、本屋が開いている時間に会社を出られるたびに、立ち読みしてきた本である。
 今回、改めてしっかり読んでみようと思って、ようやく購入した。

 とても上品な言葉遣いをするおじいさまが、記録に拘らず、速さに拘らず、東京付近を1人で、友達と、ぐるぐると自転車で散策する記録なのだ。
(実は本ブログが「ですます調」ではなく、「である調」で書かれているのは、この本の上品かつユーモラスな表現に1㎜くらい近付きたかったからなのだ。実際、私の書く文はオノマトペが多いので、なかなか雰囲気が出ないのだが…)

 行ってみたいところに行って、食べ物を食べて、無理せず帰る。
 そうそう、こういう風に自転車を楽しみたかったのだ、と思い出した。
 そしてこのおじいさまが、地図を丹念に読んでルートを考える一方で、ハンドルに取り付ける自転車用のルート案内も活用なさっているのを拝読し、私も準備を怠らず、けれどあまり肩肘張らずに、スコットくんとお出かけしよう、と思った。

 というわけで、本日、久々にスコットくんとおデートだったのである。

 リハビリライドは通い慣れた場所が良い、ということで、多摩川CRへ。
 道はしっかり覚えている。

 いつもの休憩所。
 今日はロード乗りの方でいつも以上に賑わっていた。
  
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 以前は、ここまで来ると達成感があって、帰路についていた。
 今では、ここまででは全然物足りないので、二子玉川を目指す。
 本日の目的地は、以前某ブログ様で拝見していた、Inspired Starbucks二子玉川店。
 選んだ理由は単純。道が簡単そうだったから。
 ブラックコーヒーが飲めない私が行くべきところか?という気もするが、今日は行くことに意義があるのだ。

 二子橋を渡って真っ直ぐ進んで、つばめグリルで曲がってしばらく進んで左。そんな単純な経路をおまじないみたいに胸の中で唱えつつ、ペダルを漕ぐ。

 着いたときは、大きな達成感を感じた。
 スコットくん、来たよ! 来られたよ! 行きたいな、と思った場所に、自分で調べた行き方で、自分の足の力で、スコットくんと一緒に来られたよ! とはしゃぐ。 

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 祝杯代わりにチョコレートとバナナのスムージー。
 チョコ×バナナで不味くなるわけがないのだが、案の定、とても美味しかった。
 こんなハイカロリードリンク、テンションが上がってなければ飲み干せぬ。
 美味しかった!!

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 店内はお客さんが沢山いたので写真は控えたが、座る席と自転車を停める場所を選べば、店内からロードバイクを見守れるのも良い。テラス席もある。
 多摩川CRを走りつつ、ちょっとおしゃれな雰囲気のところで一服したいときに、とてもおススメなお店だと思った。
 
 これにて復活ライドは終了。
 これからも、上がったり下がったりすると思うが、楽しいなと思える間はスコットくんと色々とお出かけしていきたい。
 
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深く反省したあとで、浮上するのが苦手

☆前の記事へのコメント等ありがとうございました。
 浮上してからお返事させて頂きます。
 以下では、うじうじしたことばかり書いています。
 


 先日の出張の代休を消化中である。
 今日は一日予定もなかったので、久々に行ったことのないカフェにスコットくんと行くつもりだった。
 いつも走っているのとは違う方面に行って、ちょっと冒険しよう。
 ついでに、新しいヘルメットの使用感も試してみて、うまいこと咀嚼できそうだったら、ブログで紹介してみよう。
 そんな風に考えていた。

 だが、計画は完全に頓挫したのである。
 
 13時40分頃、家を出発。
 ルートはGoogle Mapsで確認済み。とはいえ、大まかな方角だけを理解していただけだった。
 示されているルートが、車通りも歩行者も多い道だと知っていたため、ちょっと遠回りしよう、と別の道に行く。

 途中から、完全に初めて通る道になった。
 こっちだろう、と思った道が違ったので、元来た道を少し戻って。
 ハンドルに付けたスマホの画面をちら見して、GPSの動きを確認し、「あ、この道であっているぞ」と思ったとき。

 「あ、危ない」という声。
 目の前に歩行者がいた。
 
 気づかないうちに、駅前の人通りの激しい道に差し掛かっていた。
 しかも、画面を見ていたために自動車用の信号の存在を見過ごしてしまい、しかも前方不注意で、青信号に変わったばかりの横断歩道に侵入してしまったのである。
 目の前には、ご老人。私の後ろには、その奥様とおばさま(おそらく娘さん)が。
 不幸中の幸いのことに徐行運転だったので、すぐに停止できて、誰にもぶつからず、また自分が誰かを巻き込んで転んでしまうこともなかった、のだが。
 一歩間違えれば大事故である。
 
 ご主人と娘さんは、当然のことだが、たいそうお怒りだった。
「何を考えているんだ」「青信号だぞ」「非常識だ」「警察沙汰ですよ」と前後から怒鳴られた。
 「すみませんでした、申し訳ありませんでした」と繰り返すしかなかった。
 結局、奥様が、「もう行きましょうよ」と声を掛けてくれたので、3人の家族は横断歩道を渡ってくれたのだが、その後も娘さんはこちらを何度も振り返って、睨んでいた。
 
 心臓がばくばくして、手が震えて、あ、やばいと思ったときには泣けてきた。
 とりあえず大通りを逸れ、なんとか腰掛けられる場所を見つけて、座り込む。
 涙が止まらなくなって、何度もタオルで拭ったのだが全然視界は開けなかった。

 歩行者の方に迷惑を掛けたのは2度目。
 1度目のときは、徐行がうまくできなくて、子供にぶつかりそうになって、どうしていいか分からなくなって転んだ。
 そのときは、こちらがぺしゃんと転んだこともあって、子供さんを連れていたお母さんから「大丈夫ですか?」と声を掛けてもらっていた。
 でも、あのときだって、今日みたいに怒られていても全然おかしくなかった。

 なんで泣けてしまうのか、説明するのは難しい。
 
 怒られて、心臓がバクバクしてしまった、というのが恥ずかしいけれど一番最初の反応。
 それから、情けなくて仕方がなくなった。
 地図がちゃんと読めていれば、信号を見逃さなかったら、ちゃんと前方を見ていれば、こんなふうにならなかったのに、と。
 
 反省することもあった。
 スコットくんが来たばかりの頃、少し遠出をするときは、事前に何度もルートを頭の中でシミュレーションしていた。
 交差点の名前も憶えて、乗っている間はそれを見逃さないようにガチガチ緊張して、そういうふうに乗っていた。
 最近はスマホのホルダーもあって走りながらも地図が見られるし、ちらっと視線を落とすくらいにできるし、と思っていた。
 ロードバイクで出掛けることに慣れてきていて、過信や油断があったように思う。
 
 そもそも向いていないのかな、という気もした。
 自動車の免許を取るときだってすごく苦労したし、散々向いていないと言われたし。
 地図を見て、空間的に物事を把握して、目的地に向かって、というのは、得意不得意があることで。
 不得意な人だって練習すればできるようになるのだろうけれど、練習中に誰かに迷惑を掛けるくらいなら、電車に乗ったり歩いたり、公共交通網がないなら誰かに車を出してもらったり、そういうふうに生きていくことだってできるし、多分そのほうが世のためにはなる。

 自分がやっていることが、すごく自分本位なんじゃないかとも思えた。
 ヘルメットかぶっているのは、自分が事故にあったとき、自分を守るため。
 自転車保険に入ったのは、自分が事故を起こして賠償する必要が生じたとき、金銭的負担をカバーするため。もちろん、お金を払えば相手の怪我が治るわけではないし、それが後遺症が残るものであったり、生死にかかわるものであったりしたらなおさらだ。
 最近、自分の住所や緊急連絡先、血液型とかを書いたEmergency cardのようなものを作って、自転車に乗るときに持ち歩こうかな、というアイディアをあたためていたのだが、それも結局のところ、自分を守ることにはつながっても、誰かを守ることにはつながらない。
 自転車に乗るというのは、私にとっては生活に必須なことではなくて、ただの趣味で、でも、街を歩いている人からしたら、「ただの趣味で危険な自転車乗るなよ」と思うかもしれないし、そういう人が自転車との接触事故にあったりしたら、本当に納得いかないと思う。
 こちらは、「自転車に乗る楽しさと、乗るリスク」を天秤に掛けて乗っているわけだけれど、歩行者は、何も便益がないのに、リスクだけは担うことになるのだから。

 涙は止まらないし、心臓はドキドキしているし、手は震えているし、で、今日はもちろんサイクリングは断念。
 家に帰るために自転車に乗るのすら、ちょっといやだった。
 人の多い道は通りたくない、とあれこれ道を変えたせいで、なかなか家に着かなくて、すごく怖かった。
 
 たぶん、話は単純なのだ。
 ルートの事前確認が不十分になっていた。
 前方をちゃんと見ていなかった。
 これが反省点。

 だから、ちゃんと事前にルートを覚えるようにする。
 道が不安でも、走っている間は前だけ見ておく。ルート確認は停止してから。
 これが改善策。書いていて、悲しくなるくらい当たり前のことだけれど。

 反省して、やるべきことを整理して、それですっきり元気になれない自分がいやだ。
 午後から、諸々の用事を済ませるため、再び外出したのだが、ちょっと迷ったけれど、「徒歩だな」と思ってしまった。 
 
 帰り道、イヤホンで音楽聞きながら、iPodの画面をいじっている自転車にぶつかられそうになった。
 2秒くらい目があった。
 私はびっくりしていて声が出なくて、何も言えなかった。向こうも何も言わずに、走り去って行った。
 誰かを引いてしまうよりは、引かれるほうがましだな、と思った。

初心者が言われるとドキッとする一言:脚、太くなった?

 出張の出発当日の朝である。
 片手にスーツケース、もう片方の手にノートパソコン入りの巨大なバッグを持ってずんずん歩いていた私の後ろ姿を見ていた母上が、一言こう仰った。

 「ふくらはぎ、太くなった?」

 あわわと動揺する私に母上も動揺して、「太くなったというか、たくましくなったっていうか、もこっとしたっていうか……自転車やって、鍛えられてるからかしらねぇ」とフォローにならないフォロー。
 
 ロードバイクを購入するときの懸念の1つは、これだったのである。脚、太くなっちゃうんじゃないか。競輪選手みたいに。
 スポーツやっている系男性のむきむきとした肩とか脚とかは大好きだが、自分がそうなりたいかと言われると、否。
 断固、否!!である。
 
 こんな悩みを、色々な先達の皆さんに伝えたところ。
 彼らがあの脚になるためにどんだけ鍛えているとお思いか! 週末ライダーで、脚に筋肉がむきむきつくことはありません!と断言してもらった。確かにそうだよなぁ、と納得した。

 あと、実用的なアドバイスとして、「重いギアで走ると、脚に筋肉がつきやすい。軽いギアで走ると、足が細くなりやすい」
と聞いたような気もする。記憶違いでなければ。

 というわけで帰国翌日(振替休日をもらっていた月曜日)、祖父ちゃま、祖母ちゃまにお土産を届けに行く際、ギアを軽くして走ってみた。
 購入当初はこれくらいのギアだったよなぁと思いつつ、走り出して数秒。
 あまりの走りにくさにしばし停止。
 うまい例えが見つからないのだが、なんというか、「のれんに一生懸命腕押ししまくっている感じ」あるいは「階段をのぼっていて、もう一段あると思ってたらなかったときの感じ」なのだ。すかっ、すかっ、となってしまう。
 一週間以上振りのロードだし、意外に車通りの多い道だし、等と色々と言い訳をつけて、普段のギアに戻すことに。

 そして5月17日日曜日。
 今日こそ、軽いギアでのライドを実現すべく、いつものように多摩川CRへ。

 これが、多摩川CR入口まで走った、自分の中で一番走りやすいギア(平坦の場合)。

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 多摩川CRを、いつもの休憩場所まで走り抜けたときのギア。
 漕いでも漕いでも進まないし、後ろにいるロードの方に「ちっ」って言われるし(我々の横に歩行者様がいて、彼も私を追い抜ける状況ではなかったのだ)、あんまり楽しくなかった。

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 さすがに上の写真のギアでは辛すぎると思い、多摩川CRの復路で色々試して、「これくらいなら我慢できるかも」と思ったギア。

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 このギアで、来週の旅先へのお土産品を購入しに走ることに。
 やっぱりのれんに腕押し感が否めなかった。
 上り坂が出てくると、「よし!これで好きなだけペダルを踏むのに力を込められるぞ!」って安心するのは、初めての経験だった。
 
 17日はお昼過ぎから予定があって、このままのペースだと、帰ってからメイク直したり汗でぺっとりした髪をどうにかしたりる時間がなくなる、ということを言い訳に、お菓子屋さんを出てから速攻ギアを平常運転に戻した。
 本音で言えば、最後は気持ちよい感じで乗りたかった。
 意志が、弱い……。

 お菓子屋さんの近所にて。
 薔薇を背にしても霞まないイケメン。

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 彼のためなら、脚くらい太くなっても、いいのか……?

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自転車天国・ヨーロッパに行ってきました

 ゴールデンウィークは、自転車が盛んと専らの評判であるヨーロッパに行ってきた。
 
 仕事で……。
 
 しゅん。
 行き帰りの飛行機で、観光客らしき人々と隣り合わせになったときの切なさといったら!
 とはいえ、折角の機会なので、自転車乗り始めた人間的な目線で、あれこれ眺めてきた。
 
 「うわー、自転車大国だなぁ」というときめきは、行きの飛行機の中から感じられた。
 搭乗したのは、オランダ航空。ヨーロッパの中でも、特に自転車大国として有名だと思う。

 これが飛行機内で使われていたコップである。

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 ちょっと見にくくて恐縮だが、自転車マークが入っている。
 これはオランダ航空の備品の共通デザインなのだが、王冠マークのロゴの周りに、チューリップ、木靴など、オランダを象徴するもののマークが示されている。
 その「オランダの象徴」の1つとして、こうした自転車マークが含まれているようなのだ。
 飛行機から持って降りられたのがこのコップだけだったのだが、水の入ったペットボトルなんて本当に可愛かった。
 普通に売り出してほしいほど。

 乗り継ぎしたオランダの空港でも、自転車ロゴのグッズがたくさん売っていた。
 乗り継ぎ便への時間がほとんどなくて、じっくりTシャツとかのサイズを確かめて購入できなかったのが無念だ。
 とりあえず、記念にこちらの絵葉書を購入。デスクに飾る予定♪

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 オランダは、いつか絶対プライベートで行ってみたい国の1つになった。
 ここでゆっくり過ごしたら、自転車グッズ(というか、自転車ロゴのお洒落グッズ)に対して、財布の紐がゆるゆるになってしまいそうだけれど。

 実際、仕事をしたのはスイスの某所。
 こちらに来るのは、4回目のことだ。
 
 最初の2回、2014年の前半に来たときは、未来の自分がロードバイクに興味を持つなんて想像もしていなかった。
 不思議なことに、その頃は街中を歩いていても、自転車の存在を認識していなかった。

 前回来たときは、どのロードバイクを買うか、検討中だった。
 サイズの面では完璧にフィットしているとは言い難いけれど、スコットを購入することに決めたのも、この地でのことだった。
 やっぱり、スイスにいるぞ、ということに感慨を覚える面があったのだ。
 そのときは、道行くロードを見て「うわーかっこいい~」と口を開けてしまいそうなくらい憧れの気持ちを抱いていた。
 
 そして今回。
 初心者丸出しながら、日本の道を自転車で走るようになったのるひとの目には、「これは魅力的だ!」と思うものが沢山うつった。
 同じ景色を目に映していても、そのときの関心ごと次第で、見えるものは全然違うんだな、と実感。
 
 まず、自転車用の道が車道にちゃんとある。

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 この橋のあたりとか、走ったら本当に気持ちよさそうだった。 

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 走りにくい駅前は、ちょっとした地下道みたいのがある様子。 

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 自転車道が歩道寄りについているときも、ちゃんと歩行者の歩くところと遮断されていたり、両方の進行方向の道がちゃんと設定されているのは、ありがたいことだ。
 
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 自転車専用の標識まであり。

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 路面電車が走る合間を、自転車で進むのはちょっと難しそうだけれど、道を示してもらえればなんとか行けるかも。

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 ロード乗るだけじゃなくて、カフェに行ったり買い物したりしたいな、と思う私としては、スイスの道のあちこちにあった駐輪スペースも羨ましく思われた。
 
 これや、 

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 これ。

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 何が素晴らしいかというと、ちゃんと自転車を「立て掛けられる」こと。
 駐輪スペースだけ確保されていても、立て掛けるものがないと、スタンドを付けていないロードの場合は駐輪しようがない。
 その点、そんなロードにも配慮した駐輪スペースが、町のあちこちにあるのは、いいなぁと思った。

 こんな感じで、私は終始、「いいなぁ~ 走りやすいんだろうなぁ~」という気持ちだったのだが、ベルギー人の仕事のカウンターパートが、「スイスのサイクリニストたちは命知らずな運転をするね!」と言っていたのが印象的だった。
 彼曰く、ベルギーはオランダと並んで自転車大国とのこと。
 そんなベルギーから見ると、スイスの状況でさえ危険に見えるというのだから、じゃあベルギー(そしてオランダ)の自転車乗りたちはどんな恵まれた環境で走っているんだ!と思わずぽこぽこしてしまいそうだ。

 彼とは自転車の話ですごく盛り上がった。

 ベルギーやオランダでは、ロードレースより、実はシクロバイクのレースの方が人気なのだが、他のヨーロッパでは圧倒的にロードの方が人気なので、選手の生涯年収もロードの選手の方が高いし、自転車の人材がシクロからロードにどんどん流れているという世知辛いお話も。
 実際シクロレースの動画も見せてもらったのだが、「……この命知らずたちは何なの? なんで泥かぶりながら坂道走ってるの? 何で雪の中自転車乗っているの?」と終始こちらは驚き気味。
 「時速50kmくらいでアスファルトに叩き付けられるかもしれないロードと、せいぜい時速30kmくらいで土の上で転ぶシクロだったら、絶対シクロの方が安全だよ!」と彼は言っていたけど、本当かなぁ。
 
 「日本では漫画の影響もあって、若い女性の間でロードバイクが人気になっているんだよ! 私もその中の1人で、去年買ったんだ」というと、欧州人たちの食い付きがすごく良くて面白かった。
 どこのメーカー? なんていう漫画なの? 女の子向け? 男も読めるの? などなど。
 逆に、アメリカ勢はぽかん、という感じだったけれど。
 
 メーカーと言えば、町で自転車に乗っている人々を見ていて、「あ、日本と違うな」と思ったことがほかにもあった。
 
 まず、初心者・のるひとでも分かるような有名メーカーに乗っている人はほとんどいなかったということ。
 お国柄、スコットは何回か見かけたし、キャノンデールも1回くらいみた。
 ジャイアントを見たときは、「おぉ! アジアの同胞よ」 という感じで勝手に親近感が湧いた。
 でも、本当にそれくらい。
 日本ではビアンキ、ルイガノ、トレックといったメーカーを結構街中でも見かけるのだが、スイスのこの町では、見たことも聞いたこともないメーカーのロードバイクが大半を占めていた。
 
 それから、特別な格好で乗っている人もほとんど見なかった。
 ぴちぴちとしたサイクルジャージを着ていた人は、大抵大きいリュックを背負っていて、「チャリで欧州旅してます」というガチ勢の気配がまんまん。
 それ以外の人々は、私服とか、時にはスーツとかで、所謂ドロップハンドルのロードにがんがん乗っていた。

 ロードバイクが生活の足なのか、趣味の範疇なのかに起因するのかもしれないけれど、全然雰囲気が違うのが興味深かった。
 イギリス人の1人は、「車の免許は持っていないんだ。父の教えで、移動は全て自転車だったからさ☆」等と言っており、生活に密着していることをひしひしと感じた。もちろん彼は特殊な例なのだと思うが。

 スイス滞在最終日に見つけた、可愛すぎるカラーリングのスコットちゃんの写真で、旅の記録はおしまい。
 チェーンのお掃除、してあげたくなる……!

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Wデートで二子玉川自転車やさん巡り

 高校の同級生、らぴちゃんのラピエールさんが納車されたのである。
 らぴちゃんの当ブログ内での呼び名は、もちろんラピエールに因んでおります。

 らぴちゃんの納車を、おそらく本人の次に待ち望んでいた私。
 さっそく彼女を誘って、多摩川CRを走ってみることに。
 上流に向かって、二子玉川まで行ってうろうろするか。
 下流に向かって、羽田空港を目指すか。

 お互い輪行もマスターしていない段階であるため、羽田空港付近まで行って力尽きてしまうのもこわい。
 というわけで、二子玉川で、最近(?)ちょこちょこできているらしい自転車やさんに行くことにした。

 待ち合わせの橋にて。

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 こういう、友達の自転車と自分の自転車が並んだ写真を撮るのが夢じゃった!
 らぴちゃんは、「なんで自転車の写真だけ取るの?」と笑っていたけど、のるひとの自己満足に付き合ってくれた。

 示し合わせたわけでは全然ないのだが、色合いが似ている。
 スコットくんは、青メインのトリコロール。
 ラピエールさんは、白メインのトリコロール。
 擬人化するなら、スコットくんのほうが男の子っぽい感じ。ラピエールさんは美形っぽい。

 そしてCRを走り出す。
 これはのるひとの持論なのだが、
★上手い人と下手な人がいるなら、下手な人は後ろを走る方が楽。
★下手な人と下手な人がいるなら、前を走る方が楽。
 以前、会社の先輩方に連れて行って頂いた際は、先頭の方が後ろの私の速度に常に気を遣ってくれて、誰かを抜かしたりするときも、私も付いていって平気かどうかまで考えてタイミングを計ってくれて、前方から人が来たら手信号を出してくれて、という感じだったので、2番目が本当に楽だった。
 納車時期で言えば、らぴちゃんより5か月先輩の私だが、とてもじゃないけれど、上記のようなことはできない。
 とはいえ、らぴちゃんの速度に合わせて走ることと、車間距離を保つことと、歩行者を抜かすタイミングとかがずれて一瞬離れてしまってもすぐに追いつくことくらいならできる。
 ということで、らぴちゃんに前を走ってもらう。
 走り出したら、自分1人で走るよりずっとのんびり走行で、知らず知らずのうちに、早くなっていたのかな、と思う。
 もちろん、川沿いをゆっくり走るのも気持ちよかった!
 それに、らぴちゃんは走るのも上手なんだなぁ。
 私は斜め後ろを向いて、後方から来る人を確認する、というのがずっと苦手で、最近できるようになったのだが、らぴちゃんは最初からできていたし。
 何度か目があって照れた。

 適当なところで休憩するかもなぁ、と思っていたのだが、らぴちゃんはそのまま二子玉川の橋まで。
 最初の目的地、ジャイアントのお店の場所を確認するため、一旦脇に避けつつ、少し会話。

のるひと「そう言えば、待ち合わせ場所の橋まではどれくらいかかったの?」
らぴちゃん「2時間くらいかなぁ」
のるひと「………ごめんよく分かんなかったもう1回言って?」

 らぴちゃんのご実家と私の住まいが結構近くて、らぴちゃんも今日は実家から出ると言っていたので、その周辺を待ち合わせ場所にしていたのである。
 それが急に気が変わって、やっぱり自分の家から来たらしいのである。
 今日が! 3回目のライドだというのに! 待ち合わせ場所まで2時間もかけて!
 言ってくれたら待ち合わせ場所変えたのに、と言うと、「なんか行けそうな気がしたから」とらぴちゃん。
 本当にたくましいよ、先輩ぶってごめん。あなた様の方がよっぽどローディです!

 到着したジャイアントストア。
 ここの2階に女性用グッズが色々売っているらしいのだ。
  
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 サイクルラック、初めて使った。
 
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 サドルを引っ掛けるということを今日初めて知った……
 サイクルラックの前で立ち尽くしていたら、中から店員さんが出てきて教えてくれた。
 チームカラーですね! かっこいいですね! とそれぞれジャイアントじゃないメーカーの自転車に乗っている我々にも優しい。
 このときも思ったのだが、このお店の店員さんたち、本当に感じがいい。
 ジャイアントが、というかロードバイクが、すごく好きなんだなぁという感じで、色々親切に教えてくれるのだ。

 ここで、夏用のヘルメットを購入。
 通気性がよくて軽いのにした。
 白か黒か散々迷って、らぴちゃんに意見を聞いて、「黒かな」って言われたのに結局白を買ってごめん。
 らぴちゃんはボトルホルダーを買っていた。
 我々はもちろん買えないのだが、自転車もすごく可愛いのだ。
 白×パステルとか、本当可愛い。
 多分あの可愛いえりーとくんに拘っていなかったら、ジャイアントかアンカーにしていただろうなぁ。

 それから駐輪場にラピエールさんとスコットくんを残して、おなご2人で二子玉川を散策するのである。
 まずお昼にお好み焼きを食べて、それからちょっと歩いてケーキを食べて……

 ちょっと離れたところにある、Y's Road二子玉川店へ。

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 気のせいか、これまでのY'sの中で品揃えがファッショナブルでしたぞ。
 二子玉川の土地柄か……?
 らぴちゃんがすごく可愛い六角レンチを購入していた。私も、次に行ったら買おうかなぁ。
 
 さらに、Y'sに行く途中でたまたま見かけた、明らかにおしゃれ感漂う、こちらの自転車やさんにも立ち寄る。

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 ここで、今使ってるヘルメット、nutscaseを発見。 
 実は私のヘルメット、サイズを調整するためにくるくる回すところ(←名前分からなくて申し訳ない…)と、ヘルメットが繋がっているところが、折れちゃっているのである。
 それもこれも、使い方に不慣れだった頃の私が、くるくる回すところを手に持って歩いていたからなのだが。
 今はかぶっている間にずれてしまわないように、ビニールテープでがっしり固定しているのだが、もし可能なら、部品を交換したいなあと思っていた。
 相談してみたところ、「まずは販売店に」とのことだったので、今日はそのまま帰って来た。
 保証書を探してみて、見つからなかったら、こちらのお店にもう一度来てみることにしよう。

 それからスタバでフラペチーノを飲み干して、16時過ぎ。
 らぴちゃんはここからまた2時間近く掛けて帰るそうなので、くれぐれも気を付けてね、着いたら連絡して、と言って解散。
 自転車に乗っている時間より、食べたり買い物したりしている時間の方が長かったため、Wデート感は全然なかったのだが、楽しかったのでよしとする。

 本日の戦利品はこちら。
 kabutoのレディースモデル。税込14,580円なり。

IMG_0523.jpg

 こんな感じで置いている。

IMG_0524.jpg

 ちなみに、なかなか連絡がなくて心配になったので、「おうち着いた?」とらぴちゃんにLINEしてみたところ、19時過ぎに、「着いたよ! あのあとジャイアント戻ってグローブ(←ちょっと迷ってて、買うのをやめたもの)買ったよ~」 とお返事があった。
 本当にタフな子だ。私が心配するのもおこがましい!

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プロフィール

 

のるえ

Author:のるえ
2014年11月22日からロードに乗り始め、未だ飽きる気配なし。
相棒は、SCOTT Speedster 20(2015年モデル)のスコットくん。

 

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