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久々サイクリング〜計画不足と強運の発揮どころ 2〜

 前回の記事の続き。

 帰路も引き続き、のるえがリードをとる。
 暗くならないうちに帰らないと、と少し焦りつつ、でも早くしすぎるとちぇじうちゃんとはぐれちゃうし、と思い出したように足を緩めつつ、進むことしばし。

 Google mapによれば渡ることになっているらしい道が、完全なる大通り。
 中央に柵というか、分離帯があって、片側3車線を車が猛スピードで走っている。近くに橋も横断歩道もなし。

のる 「ここを渡れってGoogle mapが言っているんだけど」
ちぇ 「不可能だね!」
のる 「ど、どうしよう」
ちぇ 「とりあえず適当に進んでみて、Google mapが別の道を検索してくれるのを待とう」

 と、何となく走り出す2人。
 しばらく進むと、Google mapが新しいルートを提示。

のる 「新しい道だよ! ちょっと進んでから左に曲がればいいみたい」
ちぇ 「やったー」

 左に曲がる=進んだ先で、この大通りを渡る、という意味じゃないよね、と心に一抹の不安を抱えつつ進むと、ちゃんと「自転車も車も左折できる場所」に差し掛かった。
 諦めて変な道を渡らなくてよかったね、と言いながらちぇじうちゃんとこの道を渡って、しばらく進む。

 少しずつ暗くなってきていたし、車道(の横の自転車レーン)でもあるし、これまでより少し早めに走っていたら、Google mapの指定していた左折箇所を通り過ぎてしまったのるえ。
 もうちょい行った先にも曲がるところがあるだろう、と思って進むうち、見覚えのある道に行き着いた。
 Google mapは直進と示しているけれど、いつも通りに進むとしたら右折。
 さらに、直進の道は大通りで車通りも多いし、結構な上り坂だしで怖いな、と思って、記憶を頼りに右折を選択。
 しばらく進んで、ふと気づく。

のる 「この道、これ以上進めないよね?」
ちぇ 「多分これ、高速だね?」

 そっかー、この辺、いつも車で通るから、「見覚えのある道」に自転車で行けないのか!
 いつもぼんやりしているから、どこから高速で、どこまで一般道か、気にしてなかった!

 しばし作戦会議をする我々。
 Google mapに従ってまっすぐ行くべきか。新しい道を探すべきか。
 途中、ガチ勢らしき自転車乗りのお姉さまが通りかかって直進していたので、この道を進んでいいことは判明。
 ただ、車通りが激しく、ちぇじうちゃんは「ちょっと怖いなぁ」とのこと。

 別の道を探すべく、Google map指定ルートでも、見覚えのある道でもない、「左折」を選択。
 この決断をするまでに結構時間が掛かってしまって、辺りが随分暗くなってきたので、ライトをつけることにした。
 
 ここで、のるえのフロントライトが電池切れだったことが判明。
 いつも使っているごうすけ用のライトではなく、久々登場のスコットくん用のライトを持ってきたのが仇になったみたいだ。
 
 あとちょっとだからこのまま走り抜けるしかない、と左折した道を進むうち、なんとか、先ほどの大通りと並行して走っている自転車・歩行者用の橋を発見。
 そこを渡り、住宅地の中をぐんぐんと進み、また自転車専用の地下道を通ろうとしたところで、いよいよ暗くて前が見づらくなってきたので、ライトを持っているちぇじうちゃんと先頭を交代。
 彼女の後に続いて地下道を渡りきったところで、発光色のベストを着て佇むおじさんに、「君のライトはどこだい?」と声を掛けられてしまった。

 終わった、警察だ……(←こちらの警察は、自転車マナーにかなり厳しくて、一時不停止とか、ライト不所持などは罰金等の対象になる)

 今日はとことんついてないなぁ、とがっかりしつつも、なんとか御社を勝ち取ろうと、「持っているんだけど、不幸にも電池切れになっちゃったんだ!」と慌てて弁解。

おじさん 「Then, Today is your lucky day!!!」

 なんと、不灯火自転車を撲滅すべく、無料のライトを配っているおじさんだったのだ……!
 え、本当に? 本当にフリーなの、嘘、と戸惑っているうちに、おじさんがスコットくんにフロントライトを付けてくれる。

おじさん 「よし、これでライトのつけ方は大丈夫だね! リアライトもどうぞ!」
のる   「リアライト、どうやってつけるの??(←フロントと同じだと予想はついていたが、ここまでの道中と、おじさんに急に話しかけられた衝撃から立ち直りきれてなくて、考えることを放棄)」

 おじさん、気安くリアライトも付けてくれる。
 ここで、おじさんの横にいた別のおじさんが、私たちに一言。
 
 ちなみに、この人はこの市の市長だよ。

 本当に衝撃的なことに、なんとなんと、市長自ら寒い中、暗い中、ライトを配ってくれていたらしいのだ。
 気付かなくてすみませんー! 跪いてライトを付けてくれているのをぼんやり眺めていてすみませんー!!

 おじさん改め市長になんどもお礼を言いつつ、再出発。
 明るいライトですっかり落ち着いたこともあってか、のんびりペースでキャンパスにたどり着いた。

のる 「やったー! ついに帰ってこられたー!」
ちぇ 「ついに!」
のる 「ほんと途中で不安に……
ちぇ 「(被せるように) この間のグループライドより楽しかった! 冒険って感じだった!」
のる 「……確かにねー!!」
 
 ほんと、頼もしい友である。
 すごく明るく、楽しかったー!と言っていたから、私も慌てて「不安だった、怖かった」の一言を飲み込んだ。

 そして振り返ってみると、ハラハラする場面はあったけれど、全体としてみれば、やっぱり楽しいライドだった。
 もちろん、ちゃんとルートを考えていて、Google mapに頼りすぎていなければ避けられた「ひやっと」もあったし、装備の点検も足りていなかったので、無事故で帰ってこられたのは、運が良かったからだと肝に銘じなければ。
 次のライドは、もう少しちゃんとリードが取れるようにしよう。
 
 ちなみに、こちらが市長から頂いたフロントライト。

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 と、リアライト。

 IMG_0991.jpg

 ただなのにちゃんと明るい!

余談①
ちぇ 「でも、今日は前回のグループライドより長かったね」
のる 「いや、所要時間はほとんど変わってない、ていうかちょっと短くなっているね」
ちぇ 「え? 前回は1時間くらいじゃなかった?」
のる 「!!! 3時間は走ったよ!!!」
ちぇ 「嘘〜!!!」
 
 2人、爆笑。
 どうして彼女があんなにあっさりと、「この間のコースでいいよー!」と気軽に言ったのか、最後の最後で理解できた。

余談②
 日本の漫画が大好きで、おそらくのるえ以上によく読んでいるちぇじうちゃん。
 弱虫ペダルきっかけでスコットくんを買ったんだよー、と言ったら、かなり面白がってくれて、なんと弱虫ペダルを読んでくれた。
 
 昨日、ちぇじうちゃんと、別の韓国人くんとだらだら部屋で遊びながら、「絵でも描いてみよう」という話になった時の作品がこちら。

 IMG_1039.jpg

 妙に写実的なヤクルトが韓国人くんの、右下の幼稚園児の作品みたいな動物たちがのるえの作品。
 そして左にいる、自転車に乗った少年が、ちぇじうちゃん作の「坂道」。かなり特徴を捉えている!
 さらにそのちょっと下に描かれている謎の物体は、「御堂筋」だそうです。ものすごくわかりやすくて笑った。

 ちなみに彼女のNo1推しキャラはまさかの古賀。
 巻島、真波、鳴子も次点で好き。
 今泉も、「悪くないよ! かっこいいよ」とのこと。

 逆に、「手嶋が好きじゃない。弱すぎる。俺は弱いって認めているところが好きになれない。2年目の坂道も弱いからあんまり好きじゃない」と言っていて、解釈に違いにびっくり。

 どちらかというと、メンタルが弱い今泉の方が、手嶋より「弱い」扱いされる傾向に(日本では?)あるような気がするけれど、確かに自転車スキルだけ純粋に見たら、手嶋の方が弱い、のかな……?

 ちなみにのるえも推しキャラ・嫌いなキャラを聞かれたので、「推しキャラは今泉。次点は金城。嫌いなキャラは福富と御堂筋。なぜなら今泉モンペ(かつ、今泉の旦那大切な先輩である金城のモンペ)だから」とお伝えしておきました。
 まさかアメリカまで来て、こんなオタク談義ができるなんて!

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久々サイクリング〜計画不足と強運の発揮どころ 1〜

 去る12月21日。11月18日ぶりに、スコットくんとお出かけ。
 最近、月一ライダーになってしまっている。むむむ。

 前日、サンフランシスコからの帰り道、ちぇじうちゃんに、「明日、もし起きられたらサイクリングに行こうと思う」(この時点で11時過ぎ。帰宅は12時近くになる)と言ってみたところ、早速、「いいね!」という返事。
 11月にイベントに参加した時のルートがgoogle mapの履歴に残ってるよ、とちぇじうちゃん。
 その時のルートが結構長くて大変だった記憶のあったのるえは、追加で大学の自転車部が使っているらしい短距離コース(彼らの足で30分)も検索しつつ、「細かいことは明日決めよう」と言って帰路についた。

 翌朝、しっかりたっぷり午前中は寝倒して、ちぇじうちゃんと合流したのは14時過ぎ。

 スコットくん、久々お出かけですぞー!

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のる 「前回のコースと、初めて走る短距離コース、どっちがいい?」
ちぇ 「どっちでもいいよー!」
のる 「前回のは長すぎて今の時間からだとちょっと大変かなぁ」
ちぇ 「いや、大丈夫でしょ!!」

 と力強い、クロス乗りちぇじうちゃん。
 スコットくんとの久々のお出かけにちょっと尻込み気味だったのるえだが、「ロード乗りとして、引き下がれん」と妙な気持ちになって、結局前回と同じコースを走ることに決定。

 ちぇじうちゃんを先頭に走り出す。
 車通りの多い大きい通りに差し掛かって、「そういえばこの前は、この道が延々と続いて死にそうだったな…」と思い出す。日差しを遮るものが全然なくてつらかったのだ。
 今回は、「この道長いんだよな」という覚悟ができていたためか、前回よりは辛くなかったような気がする。
 こういう風に、気の持ちようによって疲労度が全然違うのを体感すると、やっぱり事前にちゃんとルートを確かめておくのって大切だなぁと思える。

 難しかったのは、車線変更。
 こちらでは、大通りの右端にちゃんと自転車用ルートがあるのだが、交差点で右折専用車線が登場する場合には、車線真ん中の直線道路に移動しなくてはいけない。
 前回は、自転車慣れしている人が先導してくれていたので、道路上の振る舞いという意味では彼らをお手本に動けばよかったのだけれど、今回は2人旅。
 自転車専用車線から、右折専用車線を回避するために車線を変更したのが早すぎて、その後自転車用の車線を走っている時に、クラクションを鳴らされてしまったのだった。

 大通りを抜けて、住宅地へ。
 ここで、ちぇじうちゃんの携帯電話が不調に。
 のるえの携帯電話は無事なのだが、Google mapにコースが反映されない。

 まごまごしているうちにちぇじう携帯が復活し、なんとか自転車コースの入り口へ。
  Mountain viewというところにあるコースだ。
 この時点で、15:30頃。

 IMG_0977.jpg

 ゆるゆると走り出す。
 この道は、森林の中の道あり、開けた道あり、ちょっと行くと干潟の景色も見られたり、ととにかくアメリカの雄大さを満喫できる気持ちの良いコースなのだ。
 
 特に開けた場所で、何にもない荒野って感じの道の真ん中を走りながら、遠くの建物とか、山々を見ている時が、一番、「あー、日本じゃないところにいるー」という気持ちになれる。
 
 前回よりも写真休憩を申し出やすくて嬉しい。

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 コースを走っている途中で、再びちぇじう携帯がブラックアウト。
 仕方なく、前回のコースの中で、ちょっと目印になりそうな場所を選んで、そこをのるえのGoogle mapで目的地に設定して進むことに。
 我々が選んだ目的地は、「Shoreline amphitheatre」。
 それがいったい何なのかも分からないまま走り出す。

 走っている間、「そうそう、この景色見たよー!」という道だったので、すっかり勇気が湧きながら進むことしばし。

 Shoreline amphitheatreに到着。

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 結局、着いても何だか分からなかった。
 サーカス? 遊園地? などと言っていたのだけれど、今調べてみたら、「屋外円形競技場」とのこと。
 い、いろんなものがあるなぁ。

 この時点で16時過ぎ。心なしか暗くなり始めている。
 次の目的地をもう我々の寮にして、帰路につくことに。

 沈みゆく太陽に向かって走りながら、「何とか暗くなる前に着けますようにー!」と少しだけ焦るのるえ。
 しかもサングラスを忘れたので、眩しくて仕方ない。

 ここまでで既に、計画不足感が滲み出ている道中だが、帰路はもっと大変だった。
 無事に大学に帰って来られた時には思わずちぇじうちゃんと、「イェーイ」と言い合ってしまったほど。
 ほんと、人生運に頼って危機を乗り切っているので、いい加減運を使い切る前にしっかりしないと。

 というところで、時間切れ!
 ご飯食べて映画見てきます! 続きはまた明日?投稿しまーす。

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アメリカにおける自転車初心者とは…?

 先週土曜日、11月12日。
 友人と2人で、大学の有志主催のサイクリングイベントに参加してきた。
 一緒に参加した子はこちらに来てから、もはや親友と言っても過言ではないくらい一緒に過ごしている子で、当ブログに今後も登場する可能性もなくはないので、名前も決めておこう。
 韓国人なので、ちぇじうちゃん(のるえの韓国ドラマ知識は冬のソナタで止まっています)。

 日本ではもっぱららぴちゃん・師匠ちゃんと乗るか、ソロポタだったので、グループライドは日米通して初体験。
 とはいえ、参加者募集のメールには、「初心者から自転車好きまで、どんなレベルの人でも歓迎! 私たちがしっかりサポートするよ!」というあたたかな誘い文句がつづられていたし、ちぇじうちゃんは本当に自転車初心者(どれくらいかと言うと、ギアの使い方が分かっておらず、平坦だろうが結構急な上り坂だろうが同じギアで乗り続けていたくらいの初心者。ギアについて教えてあげたら、すごく感謝された!)なので、のんきに構えていた。
 一応「ロードで参加」と届け出ていたけれど、ちぇじうちゃんもクロスで参加だし、一人で気合い入れすぎてても恥ずかしいからなー、と直前までごうすけにするかスコットくんにするか迷っていたくらい。
 さらに、課題の忙しさにかまけて、ほとんどルートも確認しないまま、当日を迎えたのだった。

 が、これがとんでもない落とし穴だったのである。
 
 当日、9:15に集合。

 IMG_0425_201611181522446be.jpg
 
 先導役の人が4人ほど、一般参加者が20人弱、の大所帯。
 「イベント中に怪我しても訴えません」みたいなお決まりの紙にサインをしたり、皆でタイヤに空気を入れたりしているうちに時間が経って、結局出発したのは30分後くらいだった。
 ちなみに、私も空気入れが必要だった人の1人。
 スコットくんに乗ったのは約2週間ぶり。日本にいた頃みたいに、ほぼ毎週乗っていた時だったら空気を入れるのを忘れることなんてなかったはずなのに、すっかり勘が鈍っている。
 クロスやシティバイクで参加している人も何人かいる中で、ロード乗りの私が空気入れを怠っていたなんてちょっと恥ずかしいぞ、と反省。

 長い列を作っていざ出発。
 私とちぇじうちゃんは後ろの方へ。
 前にはインド人らしきご夫婦? カップル?が。

 キャンパスを出て、木陰の中の自転車道を抜け、車道をひた走る。
 道路は広いし、右側にばっちり自転車道もあるし、歩行者はほとんどいないしで、走りにくさは全く感じなかった。
 長い列になっているから、曲がるときには車を待たせてしまう場面もあったのだが、こちらの運転手さんたちは自転車慣れしているので、そのまま待ってくれる。
 もちろん、先導役の人がいるおかげで、自転車側が交通ルールをきちんと守れているのも大きいとは思う。
 右折専用の道路があるときなど、どのタイミングで中央に行っていいのかな、このままだと直進したいのに右折しちゃうよーとまごついてしまうことがあるのだが、走り慣れた人の後に続くことで、なんとなく経験値を積めた気がする。

 車道に出てから辛かったのは日差し。遮るものが全くないのである。
 朝は寒かったのでジャージにしたけれど、日除けのボレロにすればよかった。
 さらに、こちらではペットボトルのお茶などが買いにくいので、リュックに水筒を詰めてきたのだけれど、これも反省点。
 大人数のグループライドだと自分の好きなタイミングで止まれないので、なかなか水分補給ができないのである。
 いよいよ専用のボトルを購入しようかしら、と思った。
 さらにさらに、車に轢かれている動物が何匹かいたのも辛かった。
 こちらでは、リスが鳩や野良猫より沢山いるので、多分ほとんどリスだったと思う(潰れていたし、あまり見ないようにしたので分からないけれど)。
 さらにさらにさらに、リュックに背負ったU字ロックがずっしり重い。
 スコットくん専用のU字ロックをまだ手に入れてなかったため、自転車本体に取り付けられなかったのだが、これは意外と肩にくる。こちらの購入も検討しなければ。

 ちぇじうちゃんは体力があるのか、話しかけて来てくれるのだけれど、私の英語力と体力では、周囲に気を配って走りながら、英語のスピーキングとリスニングを同時にするのは難易度が高い。
 前を行くカップルさんがのんびり走行のため、前方とどんどん差が開いて、少し不安になり始めた時でもあったので、後ろからやってきたアメリカ人の参加者さんの、「抜かそうぜ」に反応することに。
 ギアをちょっと重くして、道幅が広いタイミングで前の2人を抜く。すぐ後ろに続いたのはアメリカ人。
 しばらく走って、赤信号で止まったところで振り返ると、ちぇじうちゃんもしっかり前にいたカップルさんを抜いて登場してくれた。

 そこからは、前を走る参加者さんと距離が離れないようにすることを意識しつつ、いつもよりハイペースで進む。
 ちぇじうちゃんと、「速くない…?」「ていうか長くない…?」と信号で止まるたびに囁き合いつつ、なんとかついていく。
 この時点で我々は、「アメリカ(の西海岸の、自転車天国みたいなこの場所)におけるbeginner」と、「我々の母国のbeginner」には定義上大きな違いがあるのではないか、ということに気付いたのだった。
 伊豆大島としまなみに行き、ほぼ毎週自転車に乗っていた私は、さすがに日本では「自転車初心者でーす!」とは言えないけれど、ここではひよっこもいいところである。

 ようやくグループ全体が集合。

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 この時点で、1時間以上走っている。
 ちぇじうちゃんと私が、「もう到着かな…」「あれ、でもランチ付きだったよね…? お店見えなくない?」と囁きあっていると、先ほどのアメリカ人が、「ここがスタート地点だよ」とニヤリ。
 
 ここは、長い自転車専用コースの入り口だったのである。

 3分程度の休憩を挟んで再び出発。
 コースは林の中、荒野みたいな場所の真ん中、湿地帯、海沿い、と景色が変化に富んでいて、走っていて本当に気持ちがいい。
 特に荒野みたいなところを、遠目に荒々しい山嶺を見ながら走っている時には、「あ、私、こんなところまで来たんだ。こんなところまで自転車で来たんだー!」という実感が込み上げてきて、とにかく気持ちが良かった。
 特にこのコースに入ってからは、皆それぞれ自分のペースで走り始めて、私も話好きなアメリカ人を撒いて1人でここを走っていたので、感慨もひとしおだった。

 30分走ってこの景色。

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 この間も写真が撮りたかったのだが、なかなか止まるタイミングがなかったのである。
 止まって写真を撮ろうかな、と思っていると、最後尾に追いつかれて、大丈夫? 何かあった?と声を掛けられてしまうのだ。
 
 さらに10分ほど走って、波止場みたいなところでプチ休憩。
 ちぇじうちゃんと「ここがゴールかな!」「なんか食べ物売ってる!」「お昼だー!」とはしゃぐ(←まだゴールではありません)。

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 私にとって、自然満載、しかも日本の風景とは違う自然満載の、ちょっと異世界の体験だった自転車コースを終え、見覚えのある住宅地を抜け、30分ほどでようやくゴール。

 お疲れ様、スコットくん。
 こうして他の自転車と並ぶと、おもちゃみたいな配色の君の可愛さがよくわかるよ!

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 ザ・アメリカンなお店で皆でサンドウィッチなどを購入。
 カフェでもないし、レストランでもない、なんとも形容しがたいお店だったが、サンドウィッチの味は最高!
 私はチキンBBQサンド、という字面だけでもいかつい一品を選んだのだが、運動後の空腹もあって、あっという間に完食。お腹が空きすぎていて、写真を撮るのも忘れてしまったほど。

 あとはキャンパスまで帰るばかりだが、食べるのがゆっくりなちぇじうちゃんと、アイスに心惹かれるのるえはここで離脱。
 
 頑張ったご褒美アイスは、ストロベリーチーズケーキとキャラメルのダブル。
 ちぇじうちゃんと半分こ。
 お供にはダイエットコークで、味覚の欧米化がとどまるところを知らないのるえ。

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 なんだかんだで、ここで1時間以上のんびりしてしまい、帰宅したのは3時近く。
 「初心者」のレベルの違いに愕然としつつ、コースを気にしなくていい反面、自分のペースで走れないグループライドの難しさを噛み締めつつ、それでも楽しくライドは終了。
 
 鍵をスコットくんにレンタルしたため、室内待機だったごうすけも含めて締めの1枚。

 IMG_0450.jpg

 ちなみに、後からルートを確かめてみたところ、この日の走行距離は21.7マイル、つまり約35km。
 三浦半島ライドの時と同じくらいの距離……
 
 この後、それぞれシャワーを浴びた後、ちぇじうちゃんと再合流。
 月曜日締め切りの課題に(半分諦めかけながら)取り組んだのだった。
 私はそれから直帰して、ちょっと疲れのあまり呆然としたり、課題の続きをのんびり進めたりしていたのだけれど、ちぇじうちゃんの方は(私はパスした)飲み会に律儀に参加! 体力底無しかーい!

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アメリカ初ライド、達成してました

 先週月曜日(10月31日)、ついについに、スコットくんとのアメリカ初デートを達成。
 スコットくんと8月13日に船便を出す前日に走って以来の、約2か月半ぶりのおでかけである。
 
 9時半〜10時半で英語のレッスンを受けてから、速攻帰宅。
 久々にレーパンを履き、久々に自転車用のジャージを着て、ダッシュで出発。
 1時半から授業があるので、超短ポタである。

 住んでいる寮のエレベーターの中に佇むスコットくん。
 室内で自転車を保管している人が結構いることもあって、エレベーターは充分な大きさである。

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 押し歩きしているときは、「ごうすけと比べて軽いなぁ」という感じ。
 乗る瞬間は、サドル高いかも、と思ったけれど、漕ぎ出してしまえば大丈夫。体はちゃんと覚えているんだ。

 ただ、タイヤを漕ぐ力が思っていたより必要ということに気付く。
 体力が落ちているせいかもしれないけど、それにしたってごうすけよりスピードが出ないってどういうこと…?
 あと、若干タイヤが歪むというか、漕ぎ出す時にちょっと左右に触れる感じがするのは気のせいかしら……?

 と、いぶかしがりつつ、最初の撮影スポットへ。
 そう、この日の目的は、事前にごうすけと下見していた、「ご近所写真スポット」をめぐり、可愛いスコットくんのアメリカでのお姿を撮影しまくる、ということなのだ。

 空の色がいまいちだけど、去年スコットくんで気分転換をしつつ、努力を重ねてなんとか来られた場所に、ちゃんとスコットくんも連れてこられたことに感慨もひとしお。

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 が、どう考えても重すぎる! 絶対に何かが不調! ほとんど苦行みたいになってるし、シティサイクル勢はおろか徒歩勢にも抜かれそうになってるし! ていうか後輪回らなくなってるし!
 キャンパス内の自転車ショップに行くことにする。

 通り道にある、お気に入りのいるか噴水の前でも1枚。

 IMG_0321.jpg

 長くお世話になれるような、自転車屋さんをちゃんと探したかったんだけど、緊急だから、仕方ないかな。
 そう思いつつ行ったキャンパス内の自転車ショップだったが、これが正解。店員さんは手際がいいし優しいし感じがいい。
 
 ささっと後輪を見て頂いて、不調の原因を突き止めて頂く。
 結論から言えば、私の不注意。調整ナット内のバネの向きをまた逆に付けてしまっていたのだ。
 しまなみ海道初日に同じミスをした時は、後輪がうまくはまらなったのだけれど、今回はなぜかはまってしまったため、実際走り出すまでこのミスに気付かなかったのである。
 前輪も確かめてみてもらえる? と聞いてみると、Sure!と快諾してくれた。
 やっぱりこちらも逆向き。
 前輪、後輪ともつけ直してもらって、「チェーンオイルが欲しいんだよね」と言ったら無料でオイルも差してくれて、感謝の気持ちでいっぱいに。しかも、お代は0だと言うのだ。
 心の底からお礼を言うと、店員さんからは、こんな言葉が。

 こちらこそ、こんなに美しい自転車を持ち込んでくれてありがとう!
 とってもいい自転車だよ!
 絶対に目を離しちゃだめだよ!

 今まで自転車屋さんで嫌な思いというのをしたことがなくて、いつも運がいいなぁと思ってきたのだけれど、もしかしてこれは私の運じゃなくて、スコットくんの可愛さ、かっこよさ、美しさのおかげなのではないかしら?と親バカ全開になったところで、気持ちよくサイクリング再開。

 ここからは、スコットくんが可愛いだけの写真集。
 自分が普段過ごしている、大好きな景色の中に、日本から持ってきた大好きなものを写し込む幸せを存分にかみしめた。

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 このあとは、ちょっと通ったことのない道を散策して、約1時間半の短ポタを終了したのだった。

 これが、10月31日のこと。で、本日が11月10日。
 記事を書くまでこんなに時間が掛かってしまったのは、各種の課題に追われまくっていたためである。

 おや、こんなところにこんな写真が…?

 IMG_0358.jpg
 
 へぇ、ヨセミテ公園って自転車でも散策できるんだねー、今度行くときはやってみようっと。
 ……はい、先週末はヨセミテ公園に行ってたのである。そのせいで平日の課題の圧迫感がハンパなかった。
 自業自得! でも秋のヨセミテは美しかったので悔いなし。
 スコットくんと行きたいけど……輪行は難しいかなぁ。

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プロフィール

 

のるえ

Author:のるえ
2014年11月22日からロードに乗り始め、未だ飽きる気配なし。
相棒は、SCOTT Speedster 20(2015年モデル)のスコットくん。

 

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